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閑話・始まりの王都



『王都プリンシバル』



下町



リッチ『‥‥‥‥』


目が開くと、見覚えのないボロちい古ぼけたベットに寝ている事が分かった。


リッチ『棺桶じゃないんだな‥‥‥』


どうやらバンパイヤは平民だからとか、そんな理由かもとか思いながら、ギシギシ不穏な音をさせるベットから降りた。


魔狼『‥‥‥‥』


ベットの側に魔狼が寝そべり、ちらりとリッチを見たが、再び寝てしまう。


何となく頭と耳を撫でてやると、ちょっと魔狼の顔が弛む。


天井付近には、逆さまになって釣り下がる大蝙蝠がいて、ベットの足元には、子猫にしては大きな、山猫が寝ていた。


『エンドアースの初ログインに付きまして、懸賞に当たった三名のプレイヤーに宛てメールを送ります』


・現在、ログインしたプレイヤーは8900名です。

王都から離れた。始まりの町からスタートとなります。


リッチ『えっ‥‥‥すると僕らは?』


・三名のプレイヤーは、他のプレイヤーが王都にたどり着くまで、先に進むことは出来ません。


リッチ『まあ~。それは仕方ないかな』


・冒険者ギルド登録するとレベル20まで、始まりのダンジョンに入ることが可能になります。


またレベル20から、NPC冒険者を雇ってる商会と契約すれば、始まりの町まで戻ることも可能となっております。


エンドアースの世界で、自分の好みのプレイが出来るように願います。



  運営一同



リッチ『日本の運営は親切だね~、よしやるかな』







☆☆☆☆☆☆☆☆





 ボーリッチが、ログインしたのは西の大陸の沿岸に三大国の一つで。アルベリース大公国のようだ。


闇の一族は、西の大陸で闇のギルドを運営してるようだ。


残念ながらバンパイヤハーフである。リッチには闇のギルドに登録する伝は無いので、人間と同じく、冒険者ギルドに登録する必要があった。


 黒を基調にした。レア装備に身を包む、大蝙蝠パスケルを呼ぶ


大蝙蝠「キイキイ」


マントの後ろに、パスケルが釣り下がれる場所があって、パスケルを吊るしてマントを下ろせば再び寝てしまう。


リッチ『シーバス、カルカル行くよ』


 ピクリ耳を動かしていた。魔狼がむくりと身を起こした。


カルカルは尻尾振るだけで起きる気配がない。


仕方ないので、背負いにタオルを敷いて、カルカルを入れるも、気にせず丸くなって寝てしまう。


リッチ『まあ~。みんな夜行性だからな』






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