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職業BPボーナス



 ログが流れた瞬間、思わず惚けた声を出していた。


「えっ、ちょっとまてよ」


改めてログを確認すると。確認毎にBPが加算されていった。


職業BPボーナス岩魚BP1、香魚BP2、ニジマスBP3、赤ニジマスBP5、騎士マスBP10、姫マスBP15、


「おおー?!、これって『見習い漁師』だからか」


釣りだが漁をしているって扱いか、よくよく調べて見ると。魚の販売について、買い取りについても書いてあった。


「売れるのは売れるらしいが、僕の場合海辺の町にある漁協に入らないと値段が2割安くなるのか、これは大きいな」


腐る物でもないし暫くはアイテムボックスに入れとくか、


「でもその前に、今日は竿が持たないからアルガンじいさんの小屋に寄るか」












◇◇◇◇◇◇◇◇




「じいさんいるか」 


「おう、開いとるから勝手に入ってこい」



 勝手知ったる他人の家だな。


「どうしたクリス」


「ああ~。釣竿が痛んでな。大物が掛かって、釣り上げたんだけど」


「どれ、見せてみろ」


 じいさんから貰った釣竿を渡した。


「なるほど……、因みに何を釣り上げたんじゃ」


「レアのキング岩クロチだった」


「ほほ~う、そいつは大物中の大物じゃったな、ならば仕方あるまい」


穏やかな顔立ちのアルガンじいさんは、徐に立ち上がると。小さな棚にある魚の模型に触れた。


 ガコン、何かがハマる音がして、棚を横にずらした。


「この小屋に。地下があったのか……………」


「まあの、地下には儂の工房があってな、船の加工や釣竿、投網等を作っておるのだ」


 なっなるほど………、てかアルガンじいさん何者だ?、外からは小屋にしか見えないのに。地下があるとか意味が分かんないんだけど、


「驚いておるな、クリスが『漁師』に。なれたら儂の船を一つあげよう」


にっこり柔らかく微笑んでいた。


「よし、クリスの為にも専用の竿を作ってやろうかのう」


「あっ、ああ。ありがとうなじいさん」


「ふふふ構わんさ、年寄りにとって若い者の世話は楽しいものじゃからな」




 じいさんの手並みを見ていると木材の加工がよく分かる。まだまだ自分のレベルでは出来ないが、何時かは自分で釣竿を作って見たいものだな。密かに決意した。





◇◇◇◇◇◇◇◇




 新しい釣竿を手に。エンドアース時間で昨日ぶりの釣りを楽しんだ。その時ようやく岩クロチを釣ることが出来た。


岩クロチBP5、15匹も釣っていた。なんやかんやBPも回復してきた。1000BP貯まるまで暫くは釣り三昧かもな。

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