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まったりな日曜日




 朝6時、


今日は、皆でお出かけである。


栗栖「ふわあ~。眠い」


 手早く着替えて、ジャージに着替えた。


栗栖「これちょときつくなったな」


 中学時代のジャージ、流石にしゃかじゃんは暑いので、仕方ないかな。


 下に降りて、リビンクに入ると。


「わふ」


ラブリンが出迎えてくれた。


頭をわしゃわしゃしながら、撫で回し、水の皿に新しく水を入れてやると。


嬉しそうに飲んでいた。


流石に喉が渇いてたようだった。


栗栖「暑くなる前に行こうか」


「ゎふ♪」


 大きな尻尾フリフリ、ご機嫌なラブリンを連れて、散歩に出掛けた。






☆☆☆☆☆☆☆☆





栗栖「ただいま~」


ベッキー「あっ、お兄お帰りなさい、ラブリンもお帰り」


「わふ♪」


足をふいてやると。妹にまとわりつきながら、リビンクに入って行った。


母さん「あら栗栖お帰り、ご飯もすぐ出来るから。シャワー浴びて来なさい」


栗栖「はあ~い」


 さっぱして柄物Tシャツを着て出てきた栗栖を。皆が食卓に着いていた。


父さん「おはよう栗栖」


栗栖「おはよう父さん」


母さん「お弁当も出来たから、何時でも出発出来るわよあなた」


父さん「おう、兄貴が一度本家に顔を出せって言ってたから、早目に出るか」


栗栖「ん?、伯父さんが呼んだの」


父さん「いや、親父が二人の顔を見たいんだと」


ベッキー「お爺ちゃん♪、えへへお兄、お小遣い貰えるね」


栗栖「まあな」


 素直に臨時収入は嬉しい。ベッキーの事だ。お爺ちゃんに上手く甘えるだろう、


栗栖「お祖母ちゃん、まだ海外なの父さん?」


父さん「ああ、母さんもな‥‥‥」


祖父はいわゆる好好爺な孫に甘く、自分の子にきびしなタイプだ。


ただ祖母は、何て言うか、フリーダムな人である。


伯父さんと父さんを産んでから、直ぐに方城東ほうじょうあずまに預けて、自分は海外でってタイプの人だ。


その癖に、実の子よりも旦那が大好きで、毎年帰って来るのも旦那とイチャイチャしたいからって理由らしい。


東じいちゃんと呼んで良いのか、見た目は父さん達と同年代にしか見えない。


祖母方城飛鳥ほうじょうあすかもよく母さんと同年代に間違われる。美魔女系である。


 そんな祖母だが、孫には優しく、ベッキーもなついていた。


 兄貴として、まあ~妹の気持ちを酌んだ形だが、父にその辺りのこと聞いてみたのだ。


父さん「夏休みは帰らないそうだ、彼方もこの間の嵐で。色々大変みたいだからな‥‥‥」


 フロリダにある支社は、小さいながら海洋調査船をもっており、大学から海洋資源の調査を依頼される事が多く、支社長の祖母が‥‥‥


父さん「母さんの事だ、年末からお正月には帰ってくるさ」


ベッキー「そっか‥‥‥‥」


 残念そうな妹には悪いが、僕としてはホッとしていた。






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