表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
363/1032

守護者は、幼女な因幡の白兎



 中洲にあった隠し研究所、


クリス達三人は、小型船に乗って、大河エリアを抜けて、ジャングルエリアに入り、一度クランハウスに戻ることになった。


因幡の白兎「パパ~、抱っこ」


クリス「いやいやパパじゃなくて、クリスって呼んでよ」


因幡の白兎「‥‥‥‥‥‥‥」


無言で見つめあったクリスと因幡の白兎(幼女)、同じく見た目は幼女なドワーフ、エルフは、ニヤニヤ楽しげに、二人のやり取りを見ていた。


実に、勘弁してほしいクリスであった。


流石にパパはキツイ、まだ高校生であるクリスにとってショックすぎた。少し胸が痛い今日この頃であった。


因幡の白兎「パパ~抱っこ。ん!」


無垢な眼をキラキラさせて、幼女な兎が一生懸命。手を広げて抱っこしてアピールが凄い。


クリス「いやいや、君さ優秀なAI何だろ。せめてもお兄さんか、お兄ちゃんにしてほしいかな~」


顔をひきつらせながら、せめてもの抵抗を試みた。


因幡の白兎「い~や~な~の~、クリスはパパなの!」


見た目は幼女な因幡の白兎に、きっぱり言われたクリスはクルティカルヲ受けた。


クリス「ぐふぅ」


サミエル「ぷっ」


セリシア「‥‥‥‥‥」


幼女なドワーフとエルフが、肩を震わせて俯いていた。


わっ、笑われているようだ。ガックリ、凹んだクリスだった。





☆☆☆☆☆☆☆☆





〈リゾート村〉




サミエル「あら、随分と‥‥‥‥」


セリシア「凄いわね。日本人のゲーム熱は」


 エンドアース時間で昨日。リアルで7時間前までは、崖の上にあったリゾート集落だ。


クリス「何処が村だよ、どう見ても町じゃん」


サミエル「まったくよ。ゲーマーの頑張りは、世界最強かもね」


セリシア「ああ~、ネットでもよく書かれてるわ、ゲーム職人とかね~」


サミエル「ああ~、日本人は拘るからね。下手するとドイツ人並みよ」


 ちょっと基準が分からないクリスだった。


因幡の白兎「ね~え~パパ。パパってば!、パパ、パパー!」


 クリスの頭の上で騒ぐ。因幡の白兎に辟易しながら、小さく嘆息していた。


クリス「俺の名前はクリスだ。だからいい加減覚えろよ、クリスかクリスお兄さんな?」


因幡の白兎「むう~」


プクリ、柔らかほっぺを脹らませる。


因幡の白兎「パパはパパなの!」


 いきなり髪を引っ張られて、


クリス「いっ、痛いって、えっなんで、嘘だろダメージ受けてるよ」


 信じられないことする相棒である。プレイヤーにダメージを与えるAIとか、驚く事ばかりだ。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ