シークレットレアの目覚めとステータス2
サミエル「それはそうとそろそろステータスの確認しときなさい」
クリス「あっ、そうでしたね」
早速、ステータスを開いて見てみた。
因幡の白兎:『SL』
レベル1
HP66/66P
特殊攻撃
『模倣する3』
※相手の特技を模倣する。模倣度はレベルに依存する。
『覚える1』
※時々相手のスキルを覚える。覚える可能性はレベルに依存する。
『変身2』
※アニマルモード、獣人モードと切り替えることが出来る。
※SL個体は三段階に進化します。
また、進化させるにはクランの守護神に設定しなくてはなりません。
またシークレットレアのレベルを上げるには、GPが必要です。
クリス「サミエル姐さん‥‥‥‥これって」
サミエル「あら‥‥‥、これはこれは、もしかして?、とっても面白いことになりそうだわ。ウフフフ♪」
クリス「はっ、はあ~‥‥‥」
クリスは力なくため息を吐いていた。
セリシア「お話は、終わったようね~」
イナバ「パパ~、抱っこ」
セリシアに抱かれていたイナバは、彼女の腕の中から抜け出して、クリスに突進して、膝に抱きついていた、
イナバ「ん~ん」
頭をグリグリくっつけていた。
セリシア「あらあら、クリス君にオーナー登録譲ったのは、失敗だったかしら‥‥‥」
今さらそんなこと言われても、何とも言えない気持ちになった。クリスだった。
すっかりクリスの背中を定位置に定めたイナバは、クリスから離れなかった。
サミエル「そろそろ時間もあれだし、一度、クランハウスに戻りましょうか」
セリシア「そうね~、その子をクラン守護神に定めるのは、構わないわ、可愛らしいし」
クリス「その辺りは、チームケモナーの三人にも話をしてからですかね」
サミエル「そうね。その方が良いわね」
セリシア「ああ~、確かに」
三人は、来たときの苦労は何だったのかってくらい、楽に。研究所の外に出て、中州から脱出したのだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
エンドアース時間では、一日過ぎていた。リアルで6時間も、研究所探しに時間を使った事になる。
サミエル「あの子達まだログインしてたから、メールして報せたわ」
クリス「あっ、ありがとうございますサミエル姐さん」
セリシア「クランの守護神ってのが気になるけど、多分城塞都市のマスターの部屋で出来るかしら」
クリス「ああ~、案外クラン受付嬢が知ってたりして」
サミエル「NPCの?、ありそうだわね」
セリシア「ああ~、あれ無駄だと思ったけどありと言えばありね」