運営の悪意、シークレットの罠
小屋の周りから。順番に見て回ったのだが、
運営の悪意を、疑わずに要られなくなった。クリスだった。
サミエル「うわぁ~、これは酷いわね」
セリシア「‥‥‥‥ご苦労様ね」
クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥うす」
はてさて、クリスが、鑑定しまくり分かった事だが‥‥‥。
研究所の入り口だが何処にあったかと言えば、何と中洲に船で着けた。砂浜の近くにある壊れかけた桟橋の側。
出っ張りのような岩がポツンと置いてあって、
ようするに‥‥‥‥。
上陸して直ぐにその岩を鑑定してなければ、直ぐに気付けない悪意を感じる。秘密の扉の仕組みであった。
クリス「これはちょっと、気付くの難しい話ですよ~」
ある意味鑑定するプレイヤーにとって、
クリス「最悪だ‥‥‥‥」
ガックリと、膝から崩れ落ちたクリスだった。
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放心してるクリスのことは、放置することにした幼女な二人。
ドワーフな幼女サミエル姐さんと、エルフな幼女セリシアさん、二人はエンドアースの世界では、職人として認識されたプレイヤーであった。
セリシア「‥‥‥よし!、隠し洞窟が開いたわ~、クリス君~♪、置いてくわよ?」
クリス「いっ、行きます!」
サミエル「クスクス、ほらほら行くわよ」
幼女な二人に翻弄されながら、慌てて隠し洞窟に入るクリスだった。
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岩の隙間に、鎖が見えていて、それを引くと仕掛けが作動する仕組みのようで、ガラガラ重々しい音をたてて、砂浜に隠れていた鋼鉄の部厚い両開きの扉が開くと、下に降りる階段が現れた。
セリシアが先頭になって、スタスタ進んで行った。
サミエル「底は低いのね?」
セリシア「ん~、この作りを見ると、地下を作ってから。砂をまいた印象を受けるから、中洲自体には意味は無いのかも」
サミエル「となると、上っ面はフェイクね」
セリシア「多分ね」
クリス「‥‥‥‥‥」
見た目は幼女な二人だが、中身は高学歴の研究者、妙な見識の高さが伺えた。
サミエル「本格的な研究所は、かなり地下よね?」
セリシア「だわよね~。私達ならそうするし」
(恐ろしい‥‥‥)
クリスは幼女な二人に、戦いていた。
浅層にある通路を渡りきると、恐らく小屋の中に上がる階段があった。
三人が上に上がると、何もない部屋があった。
サミエル「クリス君」
セリシア「クリス君」
クリス「あっ、はい」
まだまだクリスの鑑定は、必要なようだった。