表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
332/1032

相棒ダンジョン



 はてさて色々気にはなるけどもさ、残り時間もあるからね、僕達はロープウェー乗り場にあるキップ売り場に急いだ。


NPC職員「いらっしゃいませ、大人行きで500ゴールド、往復切符なら850ゴールドね」


クリス「大人二枚で」


アリス・リリステ「あっ」


クリス「気にしないで、このくらいはね」


アリス・リリステ「あっ、ありがとう」


ロープウェー乗り場に移動した。


NPC職員「往復切符ですね。帰りも職員にお見せください」


職員に促されて、開いた木製の扉から籠の中に入る。


クリス「うわ‥‥、底がスケルトンになってやがるな」


アリス・リリステ「うひゃ~、VRなのよね、ちょっと怖いわね」


クリス「ですね~、ちょっとお腹がきゅんてしました」


アリス・リリステ「あっ、わかる!」


わかるらしい。


ゆっくり動き出した籠は、対岸にある鉄塔に向かって動き出した。





☆☆☆☆☆☆☆☆




 籠は鉄塔の下を通り、入り江になってる。対岸に到着した。


NPC職員「ダンジョンの降り口は、ホームの左側からになります」


 駅は小さなホームになっていて、ダンジョン帰りのプレイヤーの姿もあった。


中には勿論、NPC表示の冒険者の姿もあったが、


クリス「このゲームってさぁ~、NPCが強いからな」


アリス・リリステ「‥‥‥ふう~、そうよね~。うちのマスターも、イベで、NPCにぼろ負けしてたし、えらく落ち込んでたわよ」


クリス「ああ~、無課金分で。あの試合見たよ」


 あの大会で。プレイヤーとNPCの冒険者とは、かなりの職業によるのか、能力にかなりの開きがあった。


クリス「でもさあ、プレイヤーにも上位職が浸透してきたから、今度は違うでしょ」


アリス・リリステ「うんそうだよね!、あれからマスター達も頑張ったし。お陰さまでかなりのレア職を引いてるから」


クリス「へえ~そうなんだ。それを言うなら僕もわりと珍しい職業だと思うよ」


アリス・リリステ「へえ~そうなんだ~、因みにどんな職業?」


クリス「何故か【漁師】からでした」


アリス・リリステ「漁師からとかマジウケる♪」





☆☆☆☆☆☆☆☆




《相棒ダンジョン》入り口


 

 二人は、ロープウェーの駅から下に降りていった。


ぽっかり口を開けた崖の下まで。長い階段は続いてるようだ。


アリス・リリステ「うわ~、真っ暗ね」


クリス「入り江って聞いたんだが」


 クリスの知る入り江にも幾つか種類がある。


このしたにある入り江は、長年波に削られて出来た。


秘密の入り江のようだ。


アリス・リリステ「見てても仕方ないか」


クリス「ですね」


二人は、さらに下まで降りていった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ