相棒ジム
街に到着した。
相変わらずプレイヤーが沢山いて、かなり混雑していた。
最近は、秘密の施設も知られ始めていて、プレイヤーは無論、NPC冒険者にも注目されていた。
(やたらと強いNPC冒険者が沢山いるからな~)
冒険者ギルドが無いので、あくまでもプレイヤー視点でどんなNPC冒険者が、相棒の島に来ていたとか噂になっていた。
アリス・リリステ「あっ!、クマさんですやろ」
クリス「‥‥‥‥はい?」
いきなり声を掛けられて、戸惑うクリスに構わずに、
アリス・リリステ「いや~ん(/-\*)本物やんなー~」
クリス「あ、いや、(なんだろこの子)」
クリスはいきなりいやんいやんしてる。アリス・リリステと名乗るプレイヤーに困惑していた。
リアルで女子高生してる。アリス・リリステ〓田中アリス16は、女子高生によくある。二次元大好きオタクであった。
そうよくある腐の使徒である。
毎年秋口に開催される京都フェスで、ペンネームアリス・リリステとして、自費出版してる薄い本の作者であり、最大クラン明星の第一部隊を任せられてる幹部だ。
そんな彼女だが、一応可愛いらしい一面、もとい女の子らしい一面もあって、イベントに参加していた。
そこにたまたま前から。噂の幼女達を僕にしてる。ある意味同行の士でありそうな。幼女使いことクマさんに会って見たかった理由もあり、クマさんことクリスを見掛けて暴走したそうだ。
(うわあ~あの明星の幹部ですか)
一応、アリス・リリステとて乙女であった。薄い本が普通の男子に受け入れられないのも知っていたので、幼女好き(ロリコン)疑惑を確かめたかったので、
アリス・リリステ「良かったらご一緒しませんか?」
クリス「はっ、はあ~」
付きっきりで、取材することに舵を切ることにした。
(まーるちゃんにわ悪いけど、同行の士であるまーるちゃんなら理解してくれるよね♪)
リアルでも友人のリーリン・マリーシア16とは、漫画同好会に所属している。ある意味同盟者である。小柄な女子高生に擬態した。チワワを思い浮かべていた。
方向性は違うが、まーるちゃんがショタエロ漫画路線、
アリスが薄い本と住み分けしてるので、かなり仲がよい。二人とも幼女使いことクマさんの噂は聞いていたので、まーるちゃんなら理解してくれると確信していた。
クリス「‥‥‥‥はあ?」
いまいち理解できてないクリスは、首を傾げていた。まあ~この時点で理解しろとは誰にも言えなかったが、クリスとしてもどうやら自分のこと知っていて、自分に付いてくるようだ位しか分かっていない。
クリス「えっと僕はジムに行くんだけど、いいかな?」
アリス・リリステ「ジムですか?」
(何しに行くのかしら)
イベント相棒の島にある街には、複数の秘密の施設と呼ばれる物が、あるのはは分かっていても、わざわざ相棒ジムに行く理由が分からずに首を傾げていた。
それでもクマさんに着いてくと決めたので、アリスは着いてくと。
相棒ジムの有効性に驚かされた。
クリスの連れてる相棒のステータスが、
虎柄子猫:『獣』
レベル13
HP6/6P
特殊特技
『吠える3→4』
※稀に驚いて麻痺を起こす
攻撃特技
『噛み付き3→4』
『引っ掻く3→5』
必殺
『猫パンチ3連発』
擬態白蜥蜴:『聖』
レベル23
HP12/12P
特殊特技
『咆哮1→2』
※まれに麻痺する
『回復2』
攻撃特技
『噛み付き3→4』
必殺
『魔力ブレス』
※効果は変化する
六ターン継続ダメージ+(火傷、猛毒、凍傷、裂傷)
変化していた。
アリス・リリステ「へえ~。技のレベルが上げられるのね」
(やったね。クマさんに着いてきて正解だったわ♪)
ホクホク顔でにこにこ笑いつつ、まーるちゃんにメールしていた。