ペアーの組み合わせ2
サミエル「そろそろ午後のペアー、決めましょうか」
「「「っ‥‥‥!」」」
妙に気合いが入った三人の視線が交差して、火花が散ったような幻想を見た気がして、クリスは不思議そうな顔をしていた。
(若いな~クリス君てば)
(若いわね~クリス君達ってば~)
ニヤニヤ笑う幼女二人、端から見ると可笑しな空気が流れていたことに。鈍感ぎみなクリスが気付くことはなかった。
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ペアーを決めるのは三人によるくじ引きとなった。その結果は‥‥‥‥
ヨッシー「うにゃ~お~ん?!」
猫の獣人なのに雄叫びを上げていたヨッシーに決まった。
クリス「宜しくねヨッシー」
ヨッシー「/////よっ、宜しくにゃ‥‥‥」
もじもじしながらも、にまにましてるヨッシーを。不思議そうに首を傾げた。
「「ぐぬぬぬぬ、次こそは‥‥‥‥‥」」
歯軋りするほど悔しそうなウータンとミー、
(どうしたんだろ?、二人ともあんな悔しそうな顔とかして)
鈍感なクリスには、女心なんて、察することなど出来ないので、戸惑うばかりであった。
ウータン、セリシアペアー
ミー、サミエルペアー
ヨッシー、クリスペアーは、それぞれ目標を決めて行動することになった。
セリシア「私達は、クリス君が見つけた釣り堀に行ってみるわね」
サミエル「う~、私達は森かな?」
クリス「なら僕らは草原エリアだね」
セリシア「そうね、今回のイベントは先を急いでも仕方がないから、地道に相棒を見付けてかないとね」
「「「了解でーす」」」
このイベント、パーティ単位、またはクラン単位の方が有効である。
相棒タブレット、このタブレットが胆だ。
クリス「ヨッシー、行こうか」
ヨッシー「はあ~い、お兄さん行くにゃ!」
むにゅ、柔らかな感触‥‥‥は、無いけど、視覚的にエロい。
見た目こそ、細身でボーイシュ、活発な印象のある猫獣人族の女の子、ぴこぴこ耳を動かして、クリスの腕に抱き着いて実に楽しげだ。
ヨッシー「えへへへ♪」
何故か上機嫌にニマニマ笑っているヨッシー、うん可愛いね。
(赤バンされないか怖いけど、三人とも可愛いよね~、まあ~、三人からしたらお兄さんだと思ってるんだけだろうけどさ)
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〈草原地域〉
相棒バトル
ノラモグラ:『獣』
レベル3
HP6/6P
特殊特技
『土を掘る』
※罠、はまると2ターンの間行動不能になる
『目潰し』
※稀に2ターンの間盲目になる。ヒット確率半減、
攻撃特技
『殴る』
ノライヌ:『獣』
レベル2~5
HP6/6P
特殊特技
『遠吠え1』
※仲間を呼ぶ、最大6体まで増える。
攻撃特技
『噛み付く1』
『体当たり1』
※進化したリーダーが稀にいるとされている。
ノラハヤブサ:『空』
レベル3
HP6/6P
特殊特技
『空を飛ぶ』
※そのスピードはかなりの早さである
攻撃特技
『ターゲットアタック』
『鋭い爪』
ノラガモ
レベル3~8
HP6/6P
特殊特技
『警戒の鳴き声』
※稀に成功すると、仲間を沢山呼んで集団攻撃される
攻撃特技
『ツツク』
『糞を落とす』
初めて見掛けた相棒とバトルして、図鑑を埋めれた。
タブレットを見れば、相棒図鑑が幾つか埋まってるのを見た。