相棒の島の相棒
アイテムSHOPから出たところで、ステータスを開いた。
『最初の相棒』
虎柄子猫:『獣』
レベル1
HP6/6P
特殊特技
『吠える1』
※稀に驚いて麻痺を起こす
攻撃特技
『噛み付き1』
『引っ掻く1』
クリス「あっ、ステータスに技ってか特技が乗ったな‥‥‥、これもレベルがあるんだな」
ミー「あっほんとうで~すね。でも名前付けられないから、愛着ってのがいまいちですね。見た目可愛いんですが、普通の動物ですし」
クリス「そうだよな~。俺の最初の相棒空飛ぶ魚だったし、インパクトはあったな」
考えてみれば、相棒は職業にあるティマーとは関わらない存在であったから、いまいち使い勝手は悪かった。
ミー「そうですよね~、相棒って、使えなくは無いんですが」
クリス「まあ~。俺みたいに宝石獣が居ないと。見た目可愛いのはペットにしずらいよな、相棒って微妙なんだよな~」
多分運営も、某モンスター狩り物で、可愛らしいお供がいたのでとか思ったのかな。
いやいや無理矢理か、運営も悩みすぎた結果の迷走?、とかね。
クリス「まっ、まあ~、気にせずイベント楽しもうか」
ミー「そうですよねお兄さん♪」
「ぺしぺし」
頭に衝撃を感じた、はて何だろうか?、首を傾げるクリス、
ミー「あれ?、お兄さん頭に亀が‥‥‥‥」
クリス「あっ、そう言えばいたな」
「ぺしぺし」
ちょっとぺしぺしが早くなった気がした。
クリス「こいつは菊花だ。見た目小亀だが、神獣らしいよ」
「ピー」
ミー「何だか、この子お腹すいてるんじゃ無いですかね?」
クリス「へっ?、そうなのか?」
思わず手のひらに乗せた菊花を見ると。
「ピー!」
元気に鳴いた。どうやらお腹が好いたらしい。
クリス「あっ‥‥‥神獣って、なに食うんだろ?」
すっかり獣魔ギルドに行くの忘れていた。いまになってそれを思い出していた。
☆☆☆☆☆☆☆☆
サミエル『また珍しいものゲットしたわね~、変な引きがあるよねクリス君は』
セリシア『ああ~そうよね。運が低いのに、でも確か、神獣って、主の魔力を吸うんじゃ無かったかしら、だから基本ご飯なんかは食べたいもの食べさせてみるしか無いわね』
だそうである。
なので相棒の街にあるお店に入り。居場所はメールで知らせた後、適当に注文する。
肉、魚の焼いたもの。果物、野菜サラダ、シチューとかがテーブルに並んだ。
菊花「ピー~♪」
ミー「あっ、果物に行きましたの」
どうやら菊花は、果物>野菜>魚の順で好みがあるようだ。
意外と穀物類も好きで、炊いたものも味付けしてあるものまで色々と食べては、喜んでいた。
程なくしてみんな集合したので、空腹を満たしながら。これからのことを話し合った。
サミエル「神獣はいいな~、今度私も牧場に行ってみるかな」
セリシア「良いわね~、水系の神獣がいいかしら」
お金がある人は、いいな~とか思いつつ、課金チケットゲットしたら、馬車二台は確保しないとな~。そう考えそっとため息を吐いた。