『相棒の島』上陸、相棒の街
大きな港町、漁船から遠目に見ても、沢山の船が犇めいているのが見えた。
見ればうちの『ダイタル号』
大型交易船から、下船するプレイヤーの姿が見えた。僕が気になったのは、見たこともない国旗が上がってる沢山の軍艦があった事だ。
サミエル「あれ、多分ランバルッ王国以外の軍船ね」
セリシア「あっそうだわ。ねえ~クリス君、私達さあ~、海上都市は行ったけど、他にも海から行ける国にあるわよね?、シーフォーリア公国とかシーフォーリア公国とか、シーフォーリア公国にとかにはね。まだ行けてないわよね~」
クリス「あっ、はい」
にんまり笑ったセリシア姐さん、クリスは全てを察してしまう。
クリス「‥‥‥‥ああ~。イベント終わってからでいいですかね?」
これ絶対断れない奴だよ。
セリシア「そうね。クリス君が誘ってくれたんだし。行きましょう♪」
いつのまにか、クリスから誘ったことにされていた。実に理不尽だ。
☆☆☆☆☆☆☆☆
相棒の街に上陸した。
サミエル「えーと確か、最初は『相棒屋』に行ってから『相棒研究所』でどんな所か確認『相棒病院』の場所を覚えるよね」
セリシア「そうねでも『相棒屋』の後は情報収集で二人づつに別れるべきね」
ウータン、ヨッシー、ミー「「「‥‥‥‥‥」」」
チームケモナーの三人は、何故か無言で見つめあい。
三人「「「最初はグー」」」
三人「「「じゃんけんぽん」」」
三人「「「あいこでしょ」」」
三人「「「しょ」」」
三人「「「しょ」」」
ミー「うし!?」
ウータン「ぐぬぬぬ」
ヨッシー「神は、にゃんを見放した‥‥‥」
悲しげに呟くヨッシーと。悔しげに歯ぎしりするウータン、なんとなく三人から好かれてる気はしたけど。やっぱりイメージは妹って感じかな、多分三人もお兄ちゃんって感じだと思うけど‥‥‥
サミエル「あらあら、クリス君ってば、モテモテね」
セリシア「ヒューヒュー」
ミー「えへへへ。お兄さん。一緒に回ろうね♪」
クリス「うっ、うん」
妹と同じくらいなの年だと思うのだが、上目使いに。ちょっとときめいていた。
サミエル「じゃあ~、私はウータンと。行きましょう」
ウータン「ぐぬぬぬ‥‥‥‥はい」
しゅんと落ち込むウータン。
セリシア「とっとと行くわよ残り猫」
ヨッシー「うにゃ~‥‥‥‥」
首根っこ掴まれたヨッシーら二人は、なんだかしょんぼりしていた。そんな二人を幼女な二人は、気にすることなくズルズルと引きずって行った。
ある意味幼女に引きずられる姿は目立った。
クリス「じゃ、僕らも行こうか」
ミー「はい♪」
喜色満面。目をキラキラさせながら。えいや~って掛け声の後、クリスの腕に抱き付いた。
ミーは、小柄な体の女の子だけど。胸は育ってる。
VRだからあんまり感触は感じないけど。視覚的感覚は、ぐっと来るものがあった。