クリスの一人遊び、真面目か!
エンドアースにログインした。
昨日は。プライベートビーチで遊びに遊んだな‥‥
(リアルだと彼処まではっちゃけるのは無理だな。でもたまにならいいかな)
その後、プライベートハウスで。銀鉱石を納入したのだが、
材木、石が足りなくてアップロードは起きなかった。
てなわけで今週末のクランの集まりは、木の伐採作業になりそうだ‥‥‥‥
☆☆☆☆☆☆☆☆
見慣れた天井だ。クリスが起きると。程無くノックがされたので、返事をすると。
NPC執事「クリス様、お嬢様方がお呼びでございます」
クリス「了解でーす」
珍しいことにサミエル姐さんと、セリシア姐さんがログインしていたようだ。
クランハウス一階にある。食堂に入る。
(ん?)
見た目幼女な二人が、何やら内緒話のように、話し込んでるのが見えた。
セリシアさんが此方に気付き。柔らかく微笑んだ。
セリシア「昨日は、ありがとうねクリス君」
サミエル「今晩わ、平日に会うの久しぶりね」
昨日も会ってたんだけどね。
クリス「今晩わ、珍しいですね」
二人が、平日にログインしてるのは、非常に珍しいことだ。
サミエル「ま~あね~。もうすぐイベントがあるでしょ~、でもって、私の勤めてるのってさぁ、ぶっちゃけ大学の助教諭なんてしてるのよね。それで夏休みは暇になりそうなのよ~、今年色々あって研究も一段落着いちゃったから。久しぶりに長期休暇がとれそうなのよね~」
あっ、なるほど‥‥‥‥、
(えっ、サミエル姐さん、前に研究関連と言ってたような‥‥‥‥、でもまあ~大学の研究所に所属してるのなら、あんまり変わりないかな。
確か、大学の夏休みも長いけど。冬休みはもっと長いって聞いた覚えがあったし)
セリシア「ぶっちゃけ、私も前期が終わると。後期が始まる九月まで、長期休暇なのよ~」
何となく言いたいことが分かった。
サミエル「この間はさぁ~、イベントあんまり参加できなかったでしょ?。不完全燃焼なのよ、んでもってこの際だから、七月からのイベントは。ちょっと頑張ちゃおうかな~ってね。それにあの子達も後半から夏休みだしね。ある程度は頑張れるでしょ」
ああそう言うことか、クリスとしても、夏休みの前半なら問題はない。まあ~予定のすり合わせをしたいようだった。
クリス「了解でーす。僕としては、伯父と叔母に頼まれてたバイト予定の日と。海外に住んでる親戚が来日する期間以外は、毎日ログインするので、大丈夫ですよ」
サミエル「へっ。クリス君‥‥‥、海外に親戚が要るの?」
クリス「ええじつは、母がスペイン人でして、父がこってこての日本人なんですが、一応はハーフなんですよ~」
クリスの予想外なぶっちゃけに、やや驚く二人だった。
セリシア「あら、私と同じね」
どうやらセリシア姐さんもハーフのようだ。
セリシア「もっとも、私はイングランド人の祖母と、日本人の祖父だから。クォーターだけどね」
サミエル「あっ、やっぱりそうだったんだ」
おや?、サミエル姐さんはセリシア姐さんの友人だったのに、知らなかったようだ。
クリス「ああ~、そうだったんですね。ただ、僕は妹と違って、ハーフだと分かる顔立ちしてなかったので、見ても気付かれないのがどうも‥‥‥‥」
苦笑いしたクリスだった。
それから他愛ない話をしていたが、二人とも時間の都合があるようで、程無くログアウトした。