続・プライベートアイランド3
『採掘エリア』に移動した。
前に、北側に鉄と銅が多く取れ
西に金と銀、東に稀少な宝石類が掘れると見た気がする。
さて『採掘エリア』内は、歩いて移動するのだが、
手前ほど採掘出来る量が少なく。採掘出来る場所も少ない。
それ故になるべく奥に行くわけだが‥‥‥‥、
『巨大な岩が、通路を塞いでいた』
ログが流れてきた。何処かで見たような展開だ。
『プライベートクエスト・巨大な岩を砕け』
報酬
・西の採掘エリア解放
「この分じゃ、東にもありそうだね」
真新しい鉄の鶴橋を手に。ひたすら巨大な岩に叩きつける仕事である。
☆☆☆☆☆☆☆☆
ビキ‥‥‥‥
鶴嘴を振るうのは、もう‥‥百回は越えただろうか、
ビキ、ビキ、ビキ、ドガラン!?
巨大な岩が、ようやく崩れ去った。
『西の採掘エリアが解放されました
』
「ようやくかよ、ようやく、採掘が出来るよ‥‥‥」
がっくりと肩を落としながら、時間一杯まで採掘して。プライベートハウスに戻った。
ウータン「あっ、やほ~。お兄さん」
クリス「やあ」
同じクランになって、毎週末会っていると。挨拶もフランクになってきた。
ウータン「お兄さん、採掘は終わりましたか?」
クリス「うん終わったよ」
ウータン「じゃ、あれ乗りましょうよ」
クリス「あれ?」
ウータン「あのお兄さんが設置した。小型ボートで引くバナナボートですよ」
クリス「いいよ。みんなも誘ったらどうかな」
ウータン「あっ、そうですね」
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エンドアースでずっと。プライベートアイランドで遊んでたクリスは最後に。
プライベートビーチに設置した。
小型ボートを運転していた。
クランの皆はそれはそれはおおはしゃぎだったな、流石に夕飯の時間になったので、解散になったけど。
(たまにはああ言うのも、いいな)
栗栖が下に降りると。
「クウ~ン‥‥‥」
カツカツ爪の音させながら、ラブリンが近寄ってきた。
「母さんベッキーは?」
「ん?、あっ、今日友達の家で勉強会ですって」
「ふう~そっか、母さん夕飯まで時間あるかな?」
「あるわよ」
「ラブリンの散歩行ってくるよ。ついでに買い物ある」
ポニーテールにした髪から覗くホッそりした面立ち。姉さんがモデルしてるくらいだから、母さんも綺麗な顔立ちをしていた。
有りがたいことに僕と妹のベッキーは、顔立ちは母さん似ていた。
「そうね。今日はカレーにするんだけど。シーフードカレーにしたいのよね」
「じゃ、海老とイカのシーフードミックス買ってくる?」
「そうね。あと」
「ビターチョコだね」
「excellentよ栗栖♪」
そんなわけで、夕飯前に散歩しに行くことになった。