続プライベートアイランド2
『転移の門』から。プライベートエリアに移動した。
空白の空間。
サーバーが切り替わるからか、体感では数分、リアルだと1秒程の時間が、とても長く感じるのは、エンドアースの世界観のせいかもしれないな。
エンドアースの時間は、リアルより四倍早く過ぎていく。
一日が四日となるわけだ。
最近の研究で、人間の脳の処理だけだと。最大6倍まで、耐えられることが分かっていた。
エンドアースの運営元は、医療機関との提携企業である。
体の不自由な人に、自由に走れることをコンセプトに作られたと書いてあった。
このプライベートエリアも、人と関わるのが苦手な人向けに作られたとか。ちょっといい感じに書いてあったけどさ。所詮は運営だし課金の回収に余念がないよね。
沢山の動物達の鳴き声が響いていた。プライベートエリアのサーバーに入ったようだ。
『私達の秘密基地』
・『入江海岸エリアダンジョン』使用不可
・『薬草園エリア』使用許可
yes/NO
・『鉱山エリア』
使用可能
yes/NO
・『森林エリア』
使用可能
yes/NO
・『釣り堀』
使用不可
・『プライベートハウス』使用可能
yes/NO
・『プライベートビーチ』使用可能
※ビーチでミニゲームが出来るよ!
・海の家(パラソル・ビーチチアー・浮き輪各種あり)
・ビーチバレーコート
・サンドジャンプ台
・カラオケルームサービス完備
デコイ・スプレッシュ大滑り台設置済み。
・ダイビングセット『使用不可』
・『小型ボート・バナナボート』使用可能yes/NO
《クランクリスタル商会》
知名度+8
クランハウス
(屋敷・中)
BP680
180000ゴールド
GP190
「皆はプライベートハウスみたいだね」
マップを開き、
・『プライベートハウス』使用可能
yes/NO
『移動しますか?』
yes/NO
yesをタップした瞬間。再び一瞬空白の空間が生まれ、クリスの視界が広がり色づき始めた。
サミエル「やっほ~おひさクリス君」
クリス「あっ、おはようございますサミエルさん、セリシアさん」
セリシア「おはよう~、そんな時間じゃ無いんだけどね。そう言いたくなるのも分かるわ」
サミエル「そうよね~、私達は採取に行くけどクリス君はどうする?」
クリス「あっ、採掘行ってきます」
サミエル「そうお願いするわね」
クリス「みんなは?」
セリシア「あの子達なら。『薬草園エリア』に向かったわよそうそう、採掘してもすぐに納品しないでね」
クリス「‥‥‥‥はあ」
サミエル「あの子達がカラオケしたいからだってさ」
クリス「カラオケ‥‥‥、ああ~ビーチの」
『プライベートビーチ』の施設には、カラオケルーム、ダンスフロアまであると見た気がした。
クリス「了解でーす」
サミエル「あっ、できれば銀多目にね」
クリス「了解です。それと前に貰った課金チケット使いまして。馬車とかゲットしました。それと小型ボートとバナナボートが出たので、ビーチに設定しました」
セリシア「あらまだ使って無かったのね。ありがとう。後で確認しとくわ」
クリス「行ってきます」
二人「「行ってらっしゃい」」