クリスの一人遊び通常
受付嬢「馬・馬車は郊外の牧場で取引があります。毎週市場が牧場で行われて行われております。ちょうど今日開催されてますから、是非行かれてみてはいかがでしょうか」
「‥‥‥‥‥‥はい」
これは見に行けと、強く言われてるような物だ。
受付嬢「馬車を所有しましたら。早急に商人ギルドまでお越しくださいね。また色々と手続きがありますので」
「あっ、はい」
断れる気がしなかった。
それよりもこのゲーム、お役所仕事が面倒過ぎないかな?。
一応狩物だった筈なんだけど‥‥‥‥
城塞都市の出入り口は本来二つある。
南側の街道側と。西側にある住民や貴族が主に使う城門である。
☆☆☆☆☆☆☆☆
城門を抜けると。広大な農場が広がっていて街道に抜けれる道と。北にある牧場に向かう轍があるだけだ。
クリスは、半分諦めた気持ちで、牧場に向かった。
牧場長「ようこそ馬市場に、君は商人かな?」
「はい、主に船での交易がメインですが」
牧場長「なるほどな、だったら馬と馬車は必要だぜ」
いきなりそんなこと言われても意味が分からなかった。
牧場長「お前さん交易がメインなんだろ?」
「えぇ~そうです」
牧場長「交易がメインだろうが、商会を営む商人や従業員は馬と馬車があるだけで、随分と助かる物なのさ、まあ~従業員の為だな」
「あっ‥‥‥はい」
(従業員‥‥‥NPCの為か、いまいちピンとこないのだけども、中世頃の港と倉庫、お店に運ぶとか考えたら確かに必要だな)
※初回商人パック500(馬3頭馬車一台)→300
・『馬100(100万ゴールド)』
・『馬車300(300万ゴールド)』
《従魔ガチャ》
・一回『100』
・五連初回『300』
・11連ガチャ『1000』→初回500
「あっ初回やろうか」
1000課金チケットを使ってしまおう。
そう決めるとインベントリー150を開き、チケットを選んで。
初回商人パックと11連ガチャを選んだ。
『購入しますか』
yes/NO
yesを押した。
馬3頭馬車一台がクリスタル商会所属となった。
11連《従魔ガチャ》
をタップすると。
ゴゴゴゴ‥‥‥‥
「なっ、なんだ」
足元が揺れだした。
「がっ、ガチャなのに‥‥‥」
NPC牧場長が動かなくなった。
空も暗くなり、雷雲が‥‥‥、
「そんなにお金使われたのが嬉しいのかな?。正直すぎるだろ運営‥‥‥」
それでもって、過剰な演出が始まれば、終わりも近いのかな?。
足元がゴゴゴゴ‥‥‥とか揺れてるし。意味が分からないよ!。
「‥‥‥‥‥へっ」
足元が消えた。
「うっ、うわあああああああああ!?」
いきなり落下してく。こわ、怖すぎる。股間がきゅんとしていた。
「ゲームの~、ガ~チャ~な~の~に~、過剰なんですけど~」
下には、巨大なガチャがあって、俺の落下先には、巨大なボタンが、
ぽちっとな‥‥‥
ぽちっとな‥‥‥
ぽちっとな‥‥‥
変な声が響いたよ。
☆☆☆☆☆☆☆☆
物凄い光った。
「目が‥‥‥‥、プレイヤーに某大佐が受けたやつになってるよ!」
思わず突っ込むと。何となく運営の誰かが嬉しそうに笑った気がした。
ドルルルルル
ドラムをリズミカルに叩く。何処か香ばしい香り漂ういかにもな演出の後、いきなり最初のガチャ玉が五個まとめて。
「‥‥‥‥えっ」
飛んできたんですけど!。