クリスの一人遊び平常2
クリスはエンドアースにログインした。
「だいぶ見慣れてきた天井だ」
「うにゃ~ん♪」
宝石獣が、ちょうど縄張りである。クランハウスの見回りから戻ってきたようだ。
「元気なようだな」
「うにゃ~にゃ~ん♪」
元気だにゃ~にゃ~ん♪
宝石獣のAI頭良すぎるせいか、イベント以来かなり自由である。
クランハウスの部屋の隅では、人魚の人形の相棒プリンとゴーレムドラゴンノアが、漂っていた。
「ゴアゴア」
「ピチピチ」
こいつらはフィールドで使うか、プライベートアイランドで使うか選べるようで、クランマスターの部屋で登録可能だ。
「イベントでこいつら使えるか分からないが。どうなるか楽しみだな」
そう言えば、城塞都市の中を見てないから、マップがぜんぜん埋まってないな?。
「探索してみるか」
色々と楽しいこと優先したせいか、大切なこと忘れていたようだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆
久しぶりにミズリーを連れて。外に出た。
「うにゃ~ん♪」
お散歩楽しいにゃ~ん♪
ご機嫌なミズリーは、僕に飛び付いたかと思えば、肩に乗って。ゴロゴロ喉を鳴らしながら、僕の頬に顔を擦り付ける。
なんかゾワゾワするくすぐられたような感触が感じられた。
僕らのクリスタル商会のクランハウスがあるのは。
城塞都市の高級住宅街の一角にあって。俗に言う貴族町と呼ばれていた。
城塞都市の南と北側は一つの関所があって。
内門と呼ばれていた。
内門の先には、閑静な森林公園が広がっていて、幾つかの馬車道が通っていて。それぞれの敷地に向かう遊歩道と呼ばれていた。
その傍らにはそれぞれの屋敷で働くNPC達が、忙しそうに遊歩道を早足て歩いてく。
時おりNPCが物珍しげに、僕らを見ていた、貴族にとっても宝石獣は珍しい物のようだ。
それから内門から南側に入る。
冒険者ギルドの他、城塞都市には、
『魔獣使いギルド』
『召喚術ギルド』
がある。
ようやく僕も上級職業が見えてきた。
「先は長そうだけどね‥‥‥‥」
今までは、そのまま冒険者ギルドに行くところだったが、僕は商人ギルドに向かった。
受付嬢「ようこそ商人ギルドへ、あっクリス様ちょうど良いところに」
あれ?。なんか今までとなんか違うような‥‥‥‥
受付嬢「クリス様のクリスタル商会は確か、馬車をお持ちでは無かったですよね」
『商会クエスト・馬車を5台・馬10頭所有せよ』
「‥‥‥‥‥えぇ~ここに来て。ゴールド消費イベントか‥‥‥、予想外だよ」
今さっき、お金使ったばかりだよ!
※船工房で二隻の船をオーダーした商会。または3台以上の馬車を所有したプレイヤーのみ受けられる職業クエストです。
報酬
・『武装見習い商人』
「これあれだわ、キイロのパターンだよね‥‥‥」