再び採掘2
夕飯はチャンポンだった。
親父が長崎出身だからか、やたらとチャンポンと小倉トーストだけ拘りが強くて。今日もチャンポン作ってる途中で、ウズラのゆで玉子がないと買いにいかされた。ついでに紅生姜も買っていったので褒められたが。あの見た目のギャップはどうにかならないだろうか?、
夕飯も終わり早めにログインすることにした。
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アパートの窓から外を見ると。ちょうど夜明けだったようで、朝から元気なミズリーと何時ものように遊んでから。転移門前にある露店・屋体通りで、串焼き、蒸しパン、干し果物購入。
軽く食べてから、
アルガンじいさんの小屋に向かった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「じいさんおはよう起きてるか?」
「おう起きとるぞクリスか、勝手に入ってこい」
「じいさん昨日の続き頼めるか」
「任せとけ。しっかり準備してあるからの」
朝から元気なじいさんは。にこやかに笑っていた。
「そこはこうして、紐を編み込むのじゃすると入り口は広く。返しが付くから魚が逃げれなくなるのじゃよ」
「なるほど木の皮だけだと壊れやすくなるのか、だから紐を編み込むんだな」
「そうだな、さてそろそろよかろう自分で罠を仕掛けにいくかの?」
じいさんに案内されて川に向かった。
川が視界に入ると採掘の場所が分かるように。仕掛けを持っていると。罠を設置できる場所が分かるようになるらしい。
「『見習い漁師』クラスじゃと罠を設置できる場所は限られておる。さらに一ヶ所に設置できる罠は一つだな。二つ以上仕掛けると罠が壊れたり、魚が捕れない」
「『見習い漁師』だからかじいさん」
「そうじゃスキルが中になると『漁師』に上に上がれば『大漁師』にあがると言われておるが、誰もなし得た者はおらん。ワシでも『漁師』止まりじゃな。だが『大漁師』になるには、噂ではクラスアップに必要な船が必要とか言われておる」
「職業のクラスアップか、まだまだ先の話だな」
レベル20越えると第二職業が解放されるらしい。まだまだ発見されてない職業も多く。『見習い漁師』もチェーンクエストを自分で見つけないと。なれない職業だったりする。
クラスアップにも何かしら必要になるのだろうな。
アルガンじいさんの罠設置を見ていた後。自分でも罠を設置した。
「また明日くるとええ」
「じゃあまた明日な」
じいさんと別れた後。川の上流を目指した。
幼女二人に頼まれた鉱石の採掘のため。秘密の場所に来たのだ。
「ここはなんも変わらんか、モンスター以外の動物も多いな」
これが狩人だったら狩りが出来ただろうな。
「ここまで来るとちゅうにもけっこう罠が設置できる場所があったし、釣り場もあった」
時間を見付けて釣りもやりたいな、
昼食をとって空腹バーが緑に戻った。
「さっそく採掘始めるか」
鉄鉱石100キロ、銀鉱石10キロ集めるのは非常に手間だ。鉄鉱石一つ僅か200グラム。それを考えたらどれだけ手間か分かるだろう、
それからずっと採掘して、流石に飽きたので、何れくらい集まったか見たのだが……、
鉄鉱石約10キロ
銀鉱石800グラム
銅が12キロ
「銀鉱石が全然でないな、それよりも大量の銅とかどうするかな使い道がないぞ」
それから頼まれた鉱石を集めるのに。エンドアース時間で六日。リアルの時間で1日半の時間が掛かった
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