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クリス幼女連れで城塞都市へ



 連日の体育祭の練習はまだ良いけどさ、この暑さと来たら………。


流石に我慢の限界が近いな。


汗のベタつきと買い物の荷物の重さに辟易しながら。


重い足取りで帰宅した。




━━━━━━━━





 エンドアースにログインした。


見慣れたアパートの天井、甘えてくるミズリーを構いながら。メールのをチェックしていく。


(今日くらい、勉強しなくても良いよね)


本当はコツコツしてくべきである。


ただ。連日の暑さにやる気も失せるよ?


僕は機械じゃないから、勉強したくない日だってあるさ………


「あっ、姐さん達からだ………うえ!」


右上にある時間を見た。


「ミズリー。急ごう姐さん達が待ってるぞ」


「うにゃ~ん」


いつでもいいにゃ~ん


ミズリーのお気楽な鳴き声に、思わず肩から力が抜けていた。


今さら慌てても仕方ないか………、


再びメールを開いた。


サミエル『おひさ~。今日時間できたから、早めにメールちょうだい』


クリス『ログインしました。どこかで待ち合わせしませんか?』


メールを送信したら。秒で返信があった。


セリシア『了解で~す。冒険者ギルドの前で待ってま~す』


クリス『了解で~す。直ぐに行きます』


メールを送信してから、今度こそアパートを出た。







『冒険者ギルド』



町中にあるのが、冒険者ギルドだ。もうそろそろ見えてくると。


「………なるほど」


何処かで見たような光景だった。


クリスが人だかりに近寄るとサッと割れた。


何となく注目を浴びてる気がした。


(今さらかな………)


『幼女使いだ』


『おぉ~あれが』


何故だろうか………、不本意な注目を集めてる気がするかもと、クリスの顔がひきつっていた。





☆☆☆☆☆☆☆☆




サミエル「おぉ~クリス君、おひさ~。元気だったかい」


二人も人だかりがサッと割れたのに気付いたようで。ちょうどクリスが人垣を割って入ってくるように見えた。


もう注目されるのにも慣れてきたのか、元々慣れてるのか、セリシア姐さんは、クランの勧誘してきたプレイヤーに。既に入ってるからと、断りを入れていた。


相変わらず。幼女な二人はある一定のプレイヤーに人気のようだ。





 無事。人だかりがから抜け出た三人は、予定通り、城塞都市ガレンを目指して海辺の町ランガから、フィールドに出た。


クリスがチャットを開き、フィールドを歩きながら会話する。


クリス『ここから、砂丘フィールドに入ります。フィールドボスは《大砂虫サンドクローラー》でした』


………………………………………………………………


一通り、モンスターとフィールドボスの特徴を説明する。


サミエル『ふ~ん。ちょと特殊だけど、私たちとは相性良さげなボスね』


セリシア『じゃ、ドロップにチケットが出たら何時ものようにお願いね』


クリス『了解で~す』


三人はすっかり連携にもなれていたので、


問題なくフィールドボス、《大砂虫》も倒していた。



『ギィイイイイイイイアアアアィイイイ』


セリシア『特殊なスキルは、面倒臭かったな~』


サミエル『私は、小さいから。足がとられて大変だったけどね』


セリシア『さてさてドロップは………』


サミエル『私にはなかったわね』


クリス『あっ、ありました』


素早くステータス開いてから、チケットを登録して、クリスは取り出していた。そのまま何気なく、セリシアに手渡ししていた。


セリシア『……ちょ………』


サミエル『……ちょと………』


二人『『ちょと、今の何んなの!』』


幼女はユニオンしていた。







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