フィールドボス戦
ウータン「おっ、お兄さん!、後でお話しがありますからね」
ヨッシー「お兄さん~」
ジト目のケモナー三人、まあ~言いたいこと分かるけど、先ずはボスだよね。
ミィー「お兄さん説教だからね」
クリス「……………はい?」
意味が分からないんだが?、戸惑うクリスを他所に、フィールドボス戦は始まった。
『大砂虫』
砂虫:レベル18
スキル
【蟻地獄】
【砂嵐】
【糸吐き】
【暴走】
クリスは、何故か三人に責められた。
(本当に、意味が分からないだけど?)
混乱はあるが、今はボス戦をしっかりしなきゃ、頭を振りながら、バスターソードを火属性にした。
『04:59』
下級属性だから、属性石3個だと5分のカウントダウンが始まった。
属性『混沌』
【ゴーレムドラゴンノア】
能力
・《自動攻撃》
・《巻き付き》
特殊能力
無し
属性『海』
【人魚の人形プリン】
能力
☆《ノイズハウリング》
※全体攻撃、継続ダメージを与える。
特殊能力
○《癒しドロップ
》
※指定した相手を定期的回復する。ただしアンデットはダメージを受け続ける。
『ギィー、ギィ、ギィー!』
ノアの《自動攻撃》が始まった。相棒は、プレイヤーの分身扱いである。
必然的にタゲが取れるから、パーティの時の前衛で有効だ。サンドクロウラーの方から、突進してきた。
クリス『【薙ぎ払い】』
(タイミングはシビアだが狙う)
クリスに突進しながら、サンドクロウラーは跳んだ。
(ちょっと、タイミングがまた難しいぞ)
覆い被さるようなのし掛かる攻撃、クリスは、パリーのバーが見えた瞬間。【薙ぎ払い】を合わせていた
ガイイーン、金属を叩いたような音が響いた。
『ギィイイイイイイイイイイイイイイ?!』
クリス「おっと、上手くクリティカル&ノックバック起こしたな」
僕もダメージを受けたけど軽微だ。
「ピチピチ」
人魚の人形プリンが、回復してくれたから、ダメージは実質無しだ。
ヨッシー「ナイスですお兄さんにゃ~」
ウータン「さすがですお兄さん!行きます」
ミィー「【防御魔法】&【加速】
ミィーは獅子の僧侶だけど殴れる『モンク』を目指してる筈だが、無属性の魔法も覚えたようだ。
パーティメンバー全員を設定してたようだ。
ミィー「魔力回復してるから、回復使えないよ~」
「「「「了解」」」」
ウータン「【十文字斬り】」
前は弓を使ってたが、片手剣に変えて前衛になったウータン、
三人の中でも、背も高くすらりとしていた。
手足も長く、後衛よりも向いてたようだ。
ヨッシー「【∴火矢】
」
『02:45』
惚けてる間に、カウントダウンが進んでいた。
(おっと………危ない危ない)
クリスは再び、サンドクロウラーに迫った。
サンドクロウラーのHPバーは、まだ一つ目の半分位だ、
HPバーは6つ、多分今までのボス戦の傾向から、二つ削るか、一つ削るかで攻撃が変わる可能性があった。