表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
257/1032

体育祭②


今日体育祭の関係で、

 2時限まで、通常教科を行い。


3、4時限は体育祭の練習に使われている。


昨日、入場行進の練習をしたが、


今日も最初は行進の練習からだった。


「あぢぃ~、だり~、早く二年にならないかな」


高田弘明君の呟きに激しく同意したい。


二年生になると、サッカー、バスケ、バレー、水泳、陸上競技の五つを競って、


クラス対抗試合が行われるのだ。


今年は残念なことに、プールの改装があったから、二年生も陸上競技が、メインになってしまっていたが。


理由は分かるけど。準備期間が少ない一年の陸上競技だけってのはね………、


ダルいものは怠いのよ。






 眠い。お昼を食べた後の授業ほど怠いものはないよね。


何とか、午後の授業を耐えきり。


個人競技の練習を終わらせた僕は、


辛い空腹に耐えながら帰宅した。





☆☆☆☆☆☆☆☆





 帰宅した僕は着替えを持って、足取り重く、熱いシャワーで汗を流した。


「あぢ~」


今年は空梅雨のせいか、やたら蒸し暑い。


冷蔵庫から、アップルジュースを選び、グラスに注いで、リビングのソファに座る。


「ワフ♪」


ラブリンが、一匹でお留守番していて寂しかったのか。隣に乗ってきて、撫でろとばかりに僕の膝に頭を乗せてきた。


「寂しかったのか?」


「ワフワフ!?」


「しょうがないな~」


頭を優しく、カリカリかきながら撫でて行くと。背中当たりの毛が。ごそりと結構抜けていた。


「………ああ~、痒いんだな」


「ワフ♪」


そうなのもっと撫でて、てな感じてお腹を見せた。


「あの馬鹿、ラブリンの毛を鋤くの忘れてるだろ」


これはベッキーが悪い。


「今、準備するから、待っててな」


「ワフ♪」





春も過ぎてたのに、冬毛がモフモフだったとは思ってたが、ラブリンの世話は基本妹の担当だ。


「ベッキーも、ポカするからな~、熱かったし、痒かったな。ごめんなラブリン」


「ワフ、ワフ♪」


ごみ袋を広げ、その上に新聞紙を広げると。いそいそとラブリンは横に寝てきた。


何されるか、ラブリンも分かったようだ。


さて、ドラえもんの道具を出すように取り出したのは、去年ペットショップでベッキーが買った。


犬の毛すき用の手袋を嵌めて、ラブリンの全身鋤いてく、


「おほっ………気持ちいいな」


ごっそりと抜ける冬毛。


「これ洗って使えば、何か作れそうだ」


スマホで検索してみるかな?


手袋の指部分がゴムのイボイボになっていて、ラブリンにはこれがマッサージ効果があって、気持ち良いらしい。


「お客さん、痒いところはありますか」


「ワフ~、ワフワフ♪」


首筋から背中をワシャワシャ、ラブリンの尻尾がパタパタ、


恍惚のだらしない顔で、うっとりしてるな。今にも寝そうだ。


「序でに爪切り、肉球回りのカット、尻尾の毛も鋤いとくか」


うっとりしてる間に、ペット用のバリカン取り出して、お腹回り、尻尾回り済ませ、体勢を伏せにさせて、首回り背中もサマーカットに刈り上げていった。


「サッパリしたな」


「ワフ♪」


「お風呂で流すぞ」


「………………ワフ」


お風呂は嫌なのか、尻尾が後ろ足の間に挟まる。






この後、ベッキーがなんと言うか分からないが、自分で世話を忘れてたので、文句は言わせないけどな。


「俺さ~、シャワーさっき、浴びたのにな~また汗だくだよ」


ラブリンの世話で、夕飯の支度は無理だった。





何時まで書けるかは分かりませんが、程ほどに書いてきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ