クランクリスタル商会に入会したいケモナー達
ウータン「あっ、あのお兄さんにお願いがあります」
ウータン、ヨッシー、ミィーの三人が、改まってそんなこと言い出した。
クリス「どっ、どうしたのかな?」
三人の迫力に圧されながら、そう口にしていた。
三人は一つ頷き、チャットの入室願いが届いた。
OKして、チャットルームを開いた。
ウータン『お兄さん、お兄さん!、私達のお願い聞いてくださいm(。≧Д≦。)m』
ヨッシー『お兄さんお願いします(/≧◇≦\)』
ミィー『私達もクランに入れてください!お願いします(*・∀・*)ノ』
クリス『……………はい?』
意味が分かりません、なんでクランに入りたいと言う話に?、首を傾げるしかなかった。
それからケモナー三人による。お願いの攻勢が始まった。
ウータン『お兄さん!。お兄さ~ん』
ヨッシー『良いじゃ~ないの』
ミィー『お願いします!?』
クリス『うっ…………、いやその』
たじたじであった。
クリス『おっ、落ち着こうか』
それから四人は、軽く仲間の二人に聞いてからと話し合った。
ウータン『お兄さん!お兄さん、絶対聞いてくださいね。私達は返事を何時までも待ちますから』
ヨッシー『ウータンずっとは重いから、でもお兄さんお返事待ってるにゃ♪』
可愛らしく頭のところにネコさんポーズ。
あざといが、実に可愛らしくグッと来るものがあった。
ミィー『お兄さん宜しくお願いね』
取りあえずは、サミエル姐さんとセリシア姐さんの返事次第だと説き伏せた。
ケモナー三人を見送った僕は、なんだか疲れたので、姐さん達に、ケモナーのことメールしてから、ログアウトしていた。
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「ん~、なんだか肩が凝った」
宿題は無いから、今日は中国語の単語張を作っておくか…………、
夜、お風呂に入って。直ぐに寝てしまっていた。
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寝起き、いまいち頭が重いので、ラブリンの散歩がてら、ランニングすることにした。
下に降りる。
リビングの扉を開けると。ラブリンが直ぐに目を覚ました。
「おはよう、散歩行ける?」
「ゎふ」
家族が寝てる時間、時計を見ると。
まだ『05:27』
「随分早く目が覚めたな」
ラブリンに、拾い食い防止付きのリードを着けて。外に向かった。
小一時間、歩きも含めて。マラソンをした僕は、ようやく頭の重さが消えたのを感じて帰宅することにした。
目が疲れたら遠くを見てるのが、案外回復が早いのかな?。
帰宅した僕は、ラブリンに水を与え、シャワーを浴びてから着替え。浴室から出る。
浴室からリビングを通ると、母さんが起きていて。朝食の支度を始めていた。
「おはよう母さん」
「あら、おはよう、今日は早いのね」
「うん、週末は体育祭だからね。日曜お弁当の材料お願いね」
「わかったわ、作らなくていいのかしら?」
「うん、体育祭だからね。無理にくる必要もないさ、後でタブレットに写真が送られるから、動画なんかは、母さんのスマホに送信しとくよ」
「そう、ごめんなさいね。急にバイトになったから」
「構わないよ。そうだ母さんセレナ姉さんから連絡来たら聞いといて、夏休みに来る予定なのかをさ。今年ターニャやドミニクが来るでしょ。姉さんが急にきて、買い物の荷物持ち突然頼まれると、困るからさ」
母さんは、あらあらあの子にも困るわね。笑いながら朗らかに頷いていた。
「そうね。セレナは突然来るから、連絡来たら釘を刺しとくわ」
部屋に戻って、学校の支度を始めた。