ゾンビオーガの群
魔鉱のバスターソードに入れていた。属性石を光属性で発動させる。
『02:58』
カウントダウンが始まった。
体術アビリティ
【体当たり】
を使って、オーガに迫る。
『02:49』
クリス「【パワースラッシュ】」
コンボにならないタイミング、ゾンビオーガとの間合いが長かったようだ。
光属性のエフェクトが煌めき、ゾンビオーガにヒットした。
『…………ガァ』
HPバーを削り切った。
『02:19』
攻撃した僕が、一瞬無防備になった時だ。
もう一体のゾンビオーガは、その隙を見逃さず。
『ガァアアアアアアアアアアアアア!』
錆びた大剣を振り回してきた。
セシリア「甘いわ、【影矢】」
セシリアさんは直ぐ様矢を放った。弓のアビリティみたいだ。ゾンビオーガに矢が当たると、動きが止まっていた。
クリス「【薙ぎ払い】」
タイミングよく、ゾンビオーガにたたらを踏ませれた。
『00:58』
良くて二度、確実に一度は攻撃出来るか………。
サミエル姐さんが、ゾンビの真横に移動していた。ハンマーをフルスイングで振り切った。
「あれが、アビリティ【スイング】かな。槍のアビリティにも似たアビリティがあるらしいが」
物理ダメージ軽減されてるアンデットなのに、サミエルさんの攻撃は、クリティカルダメージを与えていた。
サミエル「ムフー、渾身の一撃が決まると気持ちがいい!」
フルフェイスで、表情は分からない。ただ声音は御機嫌である。
セシリア「その気持ち分かるわ、私なんかは【影矢】」
タイミングが難しいが、モンスター
の攻撃をキャンセルすることが出来るようだ。
「よし」
『00:32』
僕は、セシリア姐さんが作ってくれた隙を見逃さず。
クリス「【パワースラッシュ】」
『ガァ、ガァ…………………』
低確率で、ピヨらせることが出来るのだが、
サミエル「あら、珍しい」
セシリア「畳み掛けるわよ」
クリス「了解でーす【薙ぎ払い】」
『00:05』
属性石の効果があるときに間に合った。
(僕的に、これが一番得した気になるかもな)
クリスの攻撃が支点となって、ゾンビオーガのHPを削り切った。
「うにゃ~ん!」
魔法の効果が~切れるにゃ!
ベストなタイミングで、阻害魔法の効果が切れた。
ノアが押さえてるゾンビオーガのHPバーも、何時の間にか半分ない。
あの二体倒した頃に、倒せてるだろうな、
クリスの考えは間違っておらず。ゾンビオーガ5体は、程なく倒せた。
★★★★★★★★
後半のゾンビオーガを倒せたのは、前半の倍は時間を有したが。
特殊個体が控えていたから、属性石は使わなかった。
サミエル「それそろ倒せるわ」
セシリア「『水の守りを』」
ミズリーの防御魔法が、切れてから、セシリア姐さんが、防御魔法、回復、支援攻撃に回ってくれたので、ミズリーを攻撃と阻害に回らせることで。
ダメージ軽減が出来た。
クリス「ミズリー阻害を」
『ガァアアアアアアアアアアアアア……………』
最後のゾンビオーガが倒れた。
ズシン、ズシン、
『ウガアアアア!?』
鬼の形相、ゾンビなのに怒りの形相をしていた。
サミエル「何か来るわ!?、私の後ろに」
僕らは、サミエル姐さんの言葉に従った。
その瞬間だった、特殊個体から何かが吹き出した。