NPC冒険者にも色々いるようです
『墓場のダンジョン』
クランの馬車でダンジョンまで到着した。
今回は、イベントダンジョン初めてのサミエル姐さん、セリシア姐さんの二人に合わせて、一階からの探索であった。
ダーリフ「我々の後に続いて下さいますように」
ダーリフを先頭に、5人が、クリス達を囲む陣形をとっていた。
サミエル「ねっ、ねえクリス君、もしかしてNPC冒険者って」
クリス「あっはい、勝手にモンスター倒してくれますよ。僕らにはBPだけ加算されてきますから、そこだけは安心してくださいね」
セリシア「ああ~、楽ちゃ、楽だわ、ねぇ~サミエル。クリス君悪いわね~、何だかクランマスターから接待プレー、受けてるようだわ~」
クリス「いえいえ、姐さん達には、何時もお世話になってますから、此くらいはクランマスターとしてはね」
生真面目な顔の熊の獣人姿でありながら、好青年な口調、ちょっと不器用にウィンクなんかして見せた。
セリシア「プッ、ちょっと~。似合わないよクリス君~♪、でも………、ありがとうね」
サミエル「………ありがとうね」
クリス「は~い♪」
楽しげに笑いあう三人を、NPC冒険者達は、微笑ましそうに優しい顔をしていた。三人は気付かないようだったが………、
『N・ダーリフ・フォン・ラードナ
』
冒険者ランクB
人間:46
レベル63
職業:上級【聖騎士】
【騎士】【僧侶】
称号:【要塞】
◆社外NPCプレイヤー
青木孝信23
会社が用意した。NPCプレイヤー専用VR器に横になりながら、つい笑みを深めていた。
(こんかいのプレイヤーは当たりだな。幼女のコスプレイヤー二人には、色々と思ったけどさ、クランマスターはいいやつぽいしな)
ちょっとだけ、頑張ろうかと、効率よくアンデットを狩ることにした。
それにより三人は、短時間で、600BPを稼ぐことが出来た。
クリス
BP844→1444
と、冒険者ギルドに行った時に戻した。
『墓場のダンジョン5F』
三人で、中ボスを倒したら、
『N・ダーリフ・フォン・ラードナ
』
冒険者ランクB
人間:46
レベル63
職業:上級【聖騎士】
【騎士】【僧侶】
称号:【要塞】
と、そのパーティが、出口で待っていた。この辺りは星の女神達とは違うようだ。彼女達は、終わるまで待っててくれたから。
ついそう言うもんだと、思っていた。
NPC冒険者にも個性は、あるようなのは驚きだった。