最終日はクランでダンジョン探索するようです。
NPCメイドの後に食堂に入ると。直ぐに目に入ったのは、
見慣れた幼女二人が、NPC執事に、甲斐甲斐しくお世話をされてる場面だった。
「違和感ないな………」
リアルでもありそうな場面である。
裕福な家の、俗にファンタジーの貴族とかって言えば理解出来るかな。
サミエル「クリス君おはよう」
クリス「おはようございます。お久し振りです」
セリシア「おはよう~クリス君、待たせたわ」
あっ、やっぱりクランとして初めて、ダンジョン探索に行く予定のようだ。
クリス「あっ、了解です。NPC冒険者雇いたいんですが」
サミエル「ええ良いわよ」
セリシア「公式は私も見たわ。ダンジョン行くから、私も賛成ね♪」
クリス「じゃ、早速冒険者………」
あっ、忘れるところだった。サミエル姐さんにトレード経由で、
▽レイドボスガチャチケット×51
乗せて、申し込みした。
サミエル「ん?、おっなるほどね(*´ω`*)」
セリシア「なんか良いもの?」
サミエル「まあ~クリス君は、い・い・子って奴よ」
セリシア「ああ~、なるほどねクスクス♪」
見た目幼女二人にニマニマ笑われると。何とも言えない気持ちになるよね。
クリス「と、取り合えず行きましょう」
「「はあ~い」」
馬車で、外町の冒険者ギルドに向かった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
《外町・冒険者ギルド》
最終日、ダンジョンの有効性が知られたからか、プレイヤーで賑わっていた。
冒険者ギルドの受付で、BP100づつ払い6人パーティのBランク冒険者を雇った。
BP1444→844
冒険者ギルドから外に出ると。
男6人のパーティが近付いてきた。
『N・ダーリフ・フォン・ラードナ
』
冒険者ランクB
人間:46
レベル63
職業:上級【聖騎士】
【騎士】【僧侶】
称号:【要塞】
おや?、リーダー以外【鑑定】出来なかった。
これはいったい………
ダーリフ「失礼する。これより皆様の護衛を賜ります。このパーティのリーダー。ダーリフと申します」
ピシリ、敬礼してきたダーリフに二度ビックリである。
*冒険者の中には、【鑑定】を弾く装備、アクセサリーを持っている
NPC冒険者もいます。
いきなりログが流れた。
サミエル「クリス君、ダーリフさんの名前だけ【鑑定】出来るかしら?」
サミエルさんに言われるまま、
『N・ダーリフ・フォン・ラードナ
』
名前を選んで見ると。
クリス「あっ、出来るんだ」
個別【鑑定】が出来るようだ。
*フォン貴族に準じるか、家族、騎士になると名乗ることが許される。プレイヤーの場合は、所属国、騎士団を決めなければ、フォンを名乗ることが出来ない。
てことは………、ダーリフさんは、国に支えてる騎士か、貴族に準じてるのかな、
他のメンバーも騎士ぽい装備だし、もしかして騎士団のメンバーで、パーティを組んでるのかも。
チャットで、【鑑定】結果を知らせた。
サミエル『やっぱりね。それぽかったしね』
セリシア『やっぱ貴族っているんだわね。このゲーム貴族になれるぽいしさ、遊びの振り幅広いよね』
クリス『へえ~、そうなんですね』
サミエル『あら、クリス君、興味なさげね』
セリシア『本当、男の子なのにね』
クリス『………………???』
意味がわかっておらず首を傾げていた。
二人は思った。
(クリス君は、やっぱクリス君よね~♪)
ちょっと嬉しげにサミエルとセリシアは、ニッコリ笑い合っていた。