待遇変わりすぎじゃね
装備が更新されて、かなり嬉しかった。
これを気にレベルも上がると嬉しいな。
エンドアースは中々レベルも上がらない、その分BPが重要になっている。
「漁と釣りを頑張らないとな」
幾つかスキルMaxにしといた方がいいと分かったから、
「ダンジョンに向かうか」
今までは貧民街から、わざわざ移動のため出歩くことが多かった、面倒だけどそれが仕様かと思ってた。
ダンジョンに行くまでに、余計な時間が掛かっていたんだけど………。
「クリス様、お出かけになりますなら、馬車の準備出来ておりますのでお使いください」
「あっ、はい」
移動も楽になるようです。
「………課金出来るプレイヤーと出来ないプレイヤー、露骨に待遇変わりすぎじゃね?」
学生プレイヤーとしてはそう感じていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆
何時もよりも短時間で、楽に『墓場のダンジョン』街に到着出来た。
後で検証クランで確認したら、クランハウスがあるプレイヤーには、
ダンジョンの入り口も違うんだぜと、書き込みもあった。
それを今確認していた。
さらにアイテムのプレゼントが付いていた。マジか。
『初回ダンジョンログインボーナス』
・転移のコイン×3
・回復薬・中×3
「どおりで………、プレイヤーを勧誘する訳だ」
クラン人数によって、初回ログインボーナスが増えるらしいよ。
プレイヤーにとっても仲間が多いと、ボーナスアイテムがお得し悪いことじゃないな。
「ミズリー、時間も限られてるし、宝箱優先で」
「うにゃ~ん!」
任せるにゃ~ん!、機嫌よく返事してくれた。
相棒の腕輪を使って、ゴーレムドラゴンノアと人形の人魚プリンを呼び出した。
「ゴアゴア」
「ピチピチ」
二体の相棒は不可思議な鳴き声を上げた。
ちょと駆け足で宝箱探しに、地下二階に向かう。
☆☆☆☆☆☆☆☆
『毒吐きゾンビ』
レベル33
・腐った肉
・腐敗毒
こいつ普通のゾンビだと思って、普通に攻撃した瞬間だった。毒々しい何かを吐き出してきた。
「うげっ………汚いな……、毒ダメージ食らった。一応毒耐性あるんだけど」
しかも集団で出てきたり、岩の影、木の後ろに隠れていて、生き物が通ると毒を吐き出してくると言う……、
いきなり酔っ払いに〇ロ引っ掛けられた気分になるのは確か。
ドロップもゴミとか………、最悪なモンスターだな?!。
『サイレンウオーカー』
レベル41
・暗闇鉱石
・魔石
影が動いた。ダメージを受けて初めて、影のモンスターだと分かった。
倒すのに属性を二つ使って光属性を付けた。
『01:59』
時間が勿体無いで、ひたすらモンスターを狩ることにした。
『ブラッディ夫人』
39
・闇の魔石
・呪われたペンダント
いきなり現れたかと思ったら、血塗れのおばちゃんが血走った眼をして、襲い掛かってきた。
すげ~怖かった。マジ怖かったです、一瞬ゲームだと言うの忘れる恐怖って言うのかな。
見た目と突然音楽が変わったこと。叫びながら迫られた事で、焦ってしまった。
「ようやく二階に降りる階段があったな」
足早に、二階に降りていくことにした。