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イベントの気分じゃないけど



 夕飯を食べ終わり、予習復習を済ませた。今日は色々あって時間は無いけど、エンドアースにログインすることにした。






━━━━━━━━





「見慣れない豪華な天井だ…………」


僕の目に最初に入ってきたのは、白亜の天井だった。


「うにゃ~ん♪」


ゴロゴロ喉をならしながら、宝石獣ミズリーが、甘えてきた。


ミズリーを構いながら、改めて屋敷の僕の部屋の中を見ていると、ノックされ、メイドNPCが入ってきた。


「クリス様、お食事の支度が出来ておりますが………」


ちょと戸惑いながら「いただくよ」


一礼して出てくメイド、


「……………ハイソだ」


慣れないが、あくまでもゲームの中でのことである。気にしない事にしとこう………。




☆☆☆☆☆☆☆☆





 改めて、改装されてる屋敷の中に、沢山のNPCが働いていた。


多分仮でもクランハウスだからだろうが、実際のクランハウスでもNPCを雇うそうだ。


 僕に気付いたメイドは、軽く目礼したあと、自分の仕事に戻っていた。


「これはどう評したらいいんだろうか?」


迷う所だ。


「クリス様、此方が食堂となっております」


 大きな扉が開かれた。一階の奥にある大食堂。


僕の眼前に広がって見えたのは、パーティー会場にも使えそうな広すぎる大食堂だった。


「クリス様、サミエルお嬢様から伝言があります」


食べ終わったのを見計らい、声をかけてきた。タイミングがすばらしい気がした。


「何かな?」


「装備が出来ておりますので、クランボックスを確認下さいと」


「そうか、サミエルさんにありがとうって、伝えといて欲しいかな」


「承知しました」


恭しく一礼して下がる。NPC執事。


「場違いな感じが半端ないな」


思わず呟いていた。


クランボックスとは、クランハウスに必ず付いてる機能の事で、借りるとプレイヤーはBP、ゴールドを預けたりも出来たりする、


多分一番使うのが、もうひとつの機能、アイテムの共有化である、


アイテムの共有化には、伝言なんかも書き込めるので。プレイ中の伝言には重宝する。



さて朝から豪華な朝食を頂いた僕は。


「お弁当になります」


さらにお弁当まで付いてきた。


「ちょと得した気分だね」


悪くない気分だ。普通のクランハウスじゃ、お弁当までは付かないだろうからね。


ほんの少しだけ、テンションが上がった。





 クランボックスがあるのが、屋敷の入り口だ。


プレイヤー事の私書箱のようになっていて、暗証番号を打ち込むと、自分のアイテムを取り出せる。


また預けることも出来る。


サミエル『このメッセージ見てるってことは、クランボックス開けたようね。頼まれてた防具が出来たから入れといたわ、中々の装備に仕上がったと思うから、何かあったらメッセージ入れといてね』


劣化首長水竜レッササーペントの鎧+60



※【水耐性1】が付いた特殊な複合皮の鎧、肩の部分、肘の部分、膝の部分にはツインシャークの皮が使われていて、水中でもある程度自由に体を動かすことが可能である。


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