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クラン登録を冒険者ギルドで



 どうも面倒な手続きが多いゲームである。


冒険者ギルドランクなんてのもあるし、冒険者ギルドに訪れるプレイヤーは多い。


その為異界の住人は、ランクが上がりやすい、僕でさえDランクだし、忙しいと言ってたサミエル姐さんがC、セリシア姐さんはなんとBとか………。


僕より忙しいはずの見た目だけ、幼女二人の方が、ギルドランクは上であるとか……。


「クランマスターは、クリスタル商会長のクリス様で、宜しいですね?」


屋号と同じクラン名にしたのは、僕等がそれぞれお店を持っているし、


ある意味分かりやすいのと。名前を考えるのが面倒だった………、とか思ったりしたからそうしました。


内心胸を張る。商人ギルドだと、僕の方がBランクと高いからではないよ。多分ね。ゴホゴホ。


やはりと言うか………、


ある意味、冒険者の方は、ちょっと迷走ぎみなんだよね~、


何故か商家を持ち、倉庫と、多数のNPC従業員を雇ったし、船を二隻、交易と、漁業でそれなりに稼げている。


わりと商人の方が順調だったりするのは遺憾だ。


まあ~、商人ギルドランクは、税金の滞納や、借金の支払いの遅れがあると下がるらしいが、


それも今のところない。支払い能力も高いと、行政から評価されての事らしい。


この間『中町』で商人ギルドで、交易の結果を確認したら、あっさりランクが上がっていてちょっと嬉しかった。


商人ギルドのランク制度は冒険者ギルドとは違う。


Cランク以上は、お店持ちになるらしく。資産ランク制によって決まるらしい、


なかなか上がらないと聞いていた。

だからちょっとだけ嬉しかったのは内緒だ。


「クリス様達は、まだ城塞都市まで、到達されてませんので、クランハウスはギルドとして、お貸しできませんので悪しからず。ですがイベント期間中は、特別処置とします。クリス様がお借りしてる小屋を。クランハウス『仮』として設定出来ますね」


あっ、そう言うことは出来るんだ。


サミエル「へえ~、『仮』と言っても、新規でクランを作ったら。クランハウス未満のでも、こうしてギルドで設定出来るのね、それなら王都のクランが、不可侵になってるのも納得だわ」


それは知りませんでした。でも確かに朗報ですね。


「サミエル様、その通りです」


セリシア「ならさ。私達も使うんだし………。小屋のランクUP出来るのかしら?」


「可能でございます」


二人が課金すると仄めかすと、NPC受付嬢はかなり食いぎみに返事を返した。お金を出してくれることになったのは、申し訳ないけど。ちょっと嬉しいな………、


ただ見た目は幼女にお金を出してもらうのはね………。


イベント期間中だけとは言え。貧民街から、中町にある。随分と立派な屋敷を借りることになった。




━━━因みに………。



二人が、幾ら課金したのかは、怖くて聞けなかったよ。


僕が小市民なのか………、



そこはノーコメントでお願いします。





☆☆☆☆☆☆☆☆






 やはりゲームだからか、受付を済ませたら実にあっさりと屋敷が用意され。NPC執事、見習い執事、メイド長を雇いいれたらしい、


「………ハイソだ」


「お嬢様、お食事の用意が出来ております」


執事が一礼して、サミエル姐さんに告げた。


サミエル「そうね頂くわ」


給自されることに慣れてる感じがした。


でもよくよく思い出したら。冒険者ギルドで小屋を借りたとき。もっと時間が掛かった気がしたんだけど………。


やっぱり課金したから手続きもギルドがやってくれたとか?。


………あり得るな。






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