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中町・専属売却契約と商人ギルド



 番頭さんかと思ってたNPCだが、実は店主だった。


「それでは中町に向かいましょう」


店主が馬車を呼んでくれて、中町に向かった。


『中町に入るには、内門の兵士から許可を受ける必要がある。


・裏社会のボスになる。


・依頼によって中町に入る。


・ギルドから特別な許可を受ける。


・兵士から許可を受ける。


この四つが分かっていた事だ。


クリスのは職業によるシティークエストの景品が、


・中町に入る許可証


だった。


ちょっとまだ分からないが………、検証クランでも書き込みがあったな、シティークエストがあると。


ただ僕のような【商人】パターンがあるかは分からないが、


「通ってよし」


あっさり中町に入る許可が貰えた。


店主が中町の商家所属としても。兵士から許可を貰う方法が、他にもあると言うことだろうな。





☆☆☆☆☆☆☆☆






 小売店店主に案内されて、中町の一本裏に入った通りにある商家に馬車が止まった。


「どうぞこちらです」


 商家の中は、小売店とは違って。店内に商品が殆ど出されていないことにまず驚いた。


「港町の商家は、商品を倉庫に持っているので、見本以外はそちらで売り買いされることがあります。しかし王都になりますと、商品は同じく倉庫に集められますが、商家で売り買いがなされる事が多いのです」


「信用取引って奴かな?」


「はい、商品を見て買うのは当たり前ですが、商家になりますと検品は先に済ませ、契約を商家で行います」


「信用取引だとその場の決算ではないよな」


「左様です。基本商家同士の売り買いは一月、三月、半年、一年となります」


 取引される金額が一回ことに多くなるって事だな。


「契約ってことは、納品数があるってことか」


「はい左様です。三月以上の契約を結びますと。決まった納品数が発生いたします」


「なるほどな、僕に声を掛けたってことは最低三月以上の契約を結びたいって事だな?」


ニンマリ、狐目の店主、何も言わず一礼してきた。


「少し考えたいから、明日返事するでいいかな?」


一瞬鋭く眼を細めた店主だったが、


「………分かりました。直ぐに帰られますか」


「いや商人ギルドに顔を出す」


 何も言わず一礼してきた店主が、舌打ちしたのを何となく察した。


こいつは悪辣な【商人】いわゆる詐欺師だな、


僕は、嫌な予感がしたのでさっさと小売店を後にして、商人ギルドに向かった。


「入るだけなら、こんな方法もあったな」


辻馬車で、商人ギルドまで移動した僕は、受付嬢にお金を出して情報を買うことにした。


「いらっしゃいませ。今日の━━━」


・情報の購入


を選び。王都貧民街を開くと。


「…………あった」


・商家契約詐欺


・裏社会の商店


・貧民街の危ない小売店


の三つが表示された。


一つ10000ゴールド。


三つ購入した。


・貧民街マップ


※裏社会に通じた小売店は赤、中立黄、安全青に色分けされます。


ステータスを開いて、マップ設定に情報を差し込んでから確認した。


「ああやっぱりな、真っ赤だわ…………」


貧民街の通りにあった小売店の殆どが真っ赤だったのには、流石に驚いたが………、


僕が顔を出した小売店も赤だった。多分もう行かないな。あの小売店には…………、




次の裏社会の商店の情報を見ると。


中町のマップが表れて、これもマップに設定したら。幾つかプレイヤーが制圧した商店がマップにも出た。


最後に。商家詐欺の情報を読んで、


「かなり危なかったかも」


冷や汗をかいたように額を拭いていた。



・商家契約詐欺



『商人プレイヤーを狙った詐欺が横行しています、相手は闇ギルドのプレイヤーが絡んでいるので注意を』



 ギルドで、交易の結果を見た。


海上都市アースベルトと海辺の町ランガとの交易でも利益率は高いな、


ただ受付嬢が、


「砂糖を、砂糖を王都に!」


激しく迫られた、NPCでも女の子は女の子らしいね。


オークション品の登録を済ませた。一登録5000ゴールド、落札された品の80%が、出品者に支払われる仕組みになっていた。これは仕方ないかな、


オークションが終わるのが、イベント後半とか………。



運営の悪意を感じた今日この頃だ。


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