漁をしてみよう
・『漁をしてみよう』
表示が出てきて、
漁探知機のスイッチを入れた。
するとマップが消えて、漁探知機の波形を見せる物になった。船を『中』にスロットルにスピードを上げてく、
何れくらい走らせたか、魚影が濃くなってきた辺りから、網を流していく。同じく網に付けてる重りと浮きのブイを投げていく。
・『釣り竿を使ってみよう』
どうやら『漁をしてみよう』と『漁探知機を使ってみよう』は、クリアなのかな?
高級釣り竿セット×4(自動巻き上げ制御付き)に、重りと擬似餌の釣り針を付けて、落として行く。
底に着いたらゆっくり巻き上げるように設定する。
それを何度かすると。
釣れてるようで、船に標準搭載されてる冷蔵庫に、勝手に取り込まれてくようで。何が釣れた加算されてく。ちょっと面白味は無いが、少しだけ楽しい。
ある程度増えた所で網を上げてくことにした。
これも標準装備されてる網上げ機に巻きながら、簡単に引き上げて行った。
ようやく網の底が見えてきたら。
・『大物に銛撃ち銃を放とう』
「うへ!」
いきなりだったのもあるけど、変な声をだしてしまった。ハズイ……、
そう動揺してる間に、大きな魚影が見えた。
「まじか!?」
鑑定を使った。
『ビックシャーク』
HP200
MP15
スキル
・『噛み付き』
・『体当たり』
「うわ、ボスほどじゃ無いけどHP高めだな」
やや呆然としてると、船に体当たりし出した。
「げっ、シールドにダメージが」
慌てて船の先頭に走り。銛撃ち銃をビックシャークに照準を合わせる。
トリガーを引いた。
バシュ、意外と軽い音をさせながらビックシャークにヒット、クリティカルではないがかなり大きなダメージエフェクトが散った。
「海上だと、武器の攻撃はほとんど不可能なのか」
『00:48』
「あれ……。もしかして銛撃ち銃って一発撃つごとに、装填に時間かかるのか」
ビックシャークが人をひとのみ出来そうな、鋭い山切り歯を剥き出しに、船に噛みついた。
「クッもしかして、シールドにダメージが……って。あれ……もしかしてシールドってお金掛かるのかな?」
戦闘中なのにそれが気になった。
『00:09』
カウントダウンが始まった。
銛撃ち銃をビックシャークに狙う。
今!。トリガーを引いた。
バシュ、ビックシャークの目を狙ったが、やや外れて目の下に刺さる。
「ダメージバーは後半分、一発の攻撃力は高いな」
『00:24』
ただこのじりじりする。チャージ時間はかなり焦れる。
シールドのダメージは大丈夫なのだが、気分的に焦りを覚えた。
「これ慣れるまで、焦りそうだな」
チャージが済んだ。再び銛撃ち銃のトリガーを引いた。
バシュ、
「よし!」
クリティカル、ビックシャークの目に銛が突き刺さった。
ダメージバーが赤に突入、ボスと違い動きが弱々しくなってきた。
「これ、リアルだったら海面血だらけだな」
チャージ完了、ペロリ唇をなめていた。
銛撃ち銃のトリガーを引いた。
「よし!」
HPバーを削りきり、ビックシャークを倒せた。
『20BP
10000ゴールド』
━━━ドロップ品は、
▽高級サメのヒレ
×1
▽ビックシャークの皮×1
▽サメの肝油×10
▽ビックシャークの歯×10
「扱いに困りそうなドロップが出たな……姐さん達に相談かな」
・『港にもどろう』
ようやくチュートリアルも終わりらしい。
釣り竿セットをしまい。
網の回収を終えたので、漁探知機を切って、マップを開いた。
「なかなか漁は大変かも」
しみじみそう思いつつ港に向かった。