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ようやく手続きも終わり……、




 さて、船に行こうか考えてたけど、行政で言われた『漁師』のことを確かめるのが先だな……、


重い足取りで、漁協ギルドに向かった。


ギルドに入ると、やはり目付きの悪い受付嬢(ムサイお兄さん)ゴウタスがいた。


「ふん!、ここは漁協ギルドだ、何のようだ」


チンピラみたいにガラが悪いな……


「魚の買い取りお願いします」


「…………ふん」


▽アジ×6


▽マイワシ×9


▽ハルサバ×3


売却を選ぶ。


フムフム、きちんとBPゴールドが加算されたな。


一匹


・アジ2BP250ゴールド


・マイワシ1BP

75ゴールド


・ハルサバ3BP

650ゴールド


だった。


「………ふん」


そっぽを向いたゴウタスに、傍らの職員は苦笑していた。


『見習い漁師』よりもちょっと手続きが面倒くさくなったな。


ただ魚が残らないし、わざわざ売りに行かなくても良くなって、それを考えるとトントンかな?、


 これで船関連のことはだいたい………、


「……………」


じっとりしたうろんな眼差しを向けてきたゴウタスに、向き直り、


「船の取得税の納税もお願いします」


「…………ちっ」


面倒くさそうな顔をしながらも、受付嬢としてはわりと有能か、


10万ゴールド引かれたのを確認した僕は、そっとため息を吐いていた。


BP『619』→『649』


『80097600』→『79997600』ゴールド



 取り合えず借りてる桟橋に行くか……、


マップを見ると、漁協ギルドからちょっと外れにある桟橋のようだ。





☆☆☆☆☆☆☆☆





 かなりボロチイ桟橋には、僕の漁船があった。


「ようやく来たな行政から視察官が来ている。船の納品を済ませよう」


ドールセンさんが待っていて、お役人のような物言いである。


やや疲れた足取りで、僕の船に乗り込むと。行政から来た数人の視察官が待っていた。


「君が新しい船長だね」


「はい」


「名前はクリス船長だね。では船内を見せてもらう」





 ちょっとドールセンさんに視察官から様々な質問がいくが、きちんと答えていた。


「これで視察は終わりです。問題はないようでしたこれにてこの船の漁業権を認めましょう、それで商人ギルドに登録は」


「済ませてあります」


商人ギルド証明タグを見せた。


「確かに、船舶取得税の方は」


「先程漁協ギルドで納税済みです」


 納税証明書を見せた。


「よろしい。我が町、いや我が国の新しい船長として認めましょう、宜しくクリス船長」


行政の視察官と握手して分かれた。


「クリス船長、また船の不具合があったりカスタマイズしたくなったら工房に来てくれ」


ドールセンさんと簡単な挨拶を済ませ、ようやく船が手に入ったんだとしみじみ実感できたのだった。






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