クエスト遺品を探せ2
翌朝、ラブリンの散歩とランニングを済ませた僕は、シャワーでさっぱりしてから、手早く食事を済ませて、
急くように、ログインしていた。
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何時もの天井だ。
「うにゃ~ん♪」
「おはようミズリー」
「うにゃにゃ~ん」
ようやく来たなゃ遊ぶにゃ~ん
ミズリーを構いながら、今日の予定を考えた。
アパートから転移の門向かい、鉱山の街ベルゲンに跳んだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ベルゲンの転移の門から出ると。鉱山に向かった。
「相変わらずレッサー石ころゴーレムが多いな」
ため息を吐きながら、鶴嘴を装備した。
それから鉱山の地下五階まで、永遠とレッサー石ころゴーレム、3階からはレッサー岩ゴーレム、
最下層でレッサーゴーレムが現れるようになった。
しばらく探索していると。
視界の中にビックリマークが浮かんでいた。
「ようやくか………」
遺品は苦労することなく、
実にあっさりと見付かったのだが………
あの永遠とゴーレム砕きをしたのは何故だったのか、
ちょっとだけ解せぬまま。
地上に戻り、ベルゲンの街に向かった。
街に着いたその足で、
街の郊外に向かう、しばらくすると大き目な木が目印で見えてきた。
ゲルプの小屋はその木から東側にあった。
何度か扉をノックすると。
中からくぐもった返事があった。
昼寝でもしてたようだ
「だれだ…………、ん?、お前さんは確か、この間の冒険者か」
小屋にお邪魔して、鋼の鶴嘴と見つかった遺品の数々を、古いテーブルに並べた。
「こっ、こいつは………」
『シティークエスト遺品を探せ・クリア』
☆報酬☆
15BP
20000ゴールド
報酬を受け取った僕は、ベルゲンの街で、海辺の街ランガについて調べた。
「やっぱフィールドボスはいるのか、一応サミエル姐さんには声を掛けとくかな」
サミエル姐さんはログインしていたようなので、メールを送っとく。
クリス『そろそろ海辺の町に行くつもりなんですが、サミエル姐さん達もどうですか?』
サミエル『あっクリス君おひさー、いくいく』
セリシア『私も行くから』
二人からメールが届いた。
「セリシア姐さんもログインしてきたな、サミエル姐さんが知らせたのかな?」
あの二人は、リアルの友達だと聞いていたので、多分そうなんだろうな。
「転移の門で待ってるか」
程なくして、転移の門から、幼女ドワーフのサミエル姐さんと、幼女なエルフセリシア姐さんが現れた。
「よろしくねクリス君」
「おはようクリス君」
こうして幼女パーティは再び結成されたのだった(笑)