オークションの収益は?
色々と気になることはあるけど、
オークション会場に向かった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
オークション会場には、忙しそうにモルト達が働いていた。
「ようこそオークション会場に」
支配人モルトが、恭しく一礼していた。
オークションの結果と収益金の表示を選んだ。
「承りました」
▽女神アルテミシアの黄金像の贋作
(貯蔵庫)
『落札結果』
☆350000魔力ゴールド
350000-35000=315000
▽偽英雄の剣
(威圧レベル1)
『落札結果』
★2700000魔力ゴールド
2700000-270000=2430000
▽食料箱
※アイテムランクLR
『落札結果』
★7500万魔力ゴールド
75000000-7500000
=67500000
※落札価格の一割は、オークション会場の運営費となります。
★合計70245000魔力ゴールド
1027600→71272600魔力ゴールド
「数字の上だけだけど、お金持ちになった気分だな(笑)」
このままじゃ、ゲームで使えないので、換金場に向かった。
「よく来たんだな~」
早速魔力ゴールドをゴールドに換金した。
「イベントのお陰で、お金も貯まったし、そろそろ先に進んでもいいかもな」
サミエル『クリス君、イベントお疲れ様。今お見世に来れる?』
サミエル姐さんからメールが届いた。
「了解と………」
メールを送り返した。
☆☆☆☆☆☆☆☆
イベント終了しましたので、お見世の看板は下ろしてあったが、中に入るとがらんとしたお見世が、何とももの悲しい気持ちにさせた。
「おはようクリス君」
「おはようございますセリシア姐さん」
幼女なエルフのセリシアさんが、ご機嫌な顔をしていた。
「おはようクリス君」
「おはようサミエル姐さん」
「ん、じゃ先に決済を済ませちゃうね」
サミエルからトレードが申し込まれました。
▽2030万ゴールド
▽コバルト延べ棒×5
▽銀延べ棒×10
こっちからは、
▽精霊の水×2
▽属性石×6
「おっ、これは結構嬉しいかも、ほらセリシア」
「ん、ああ!、ここで精霊の水が、ありがとうクリス君助かるよ」
満面の笑みで、セリシアは早速ポチポチ弄っていた
。
「うんうんやっぱり魔法使いの杖だったよ」
インベントリーを開いて、セリシア姐さんの身長よりも長い、杖が宙に浮かんでいた。
「封印も解けたし。なかなか使えそうな杖だ」
光沢のある木製の杖。台座に赤い拳大の宝石スピネルかなが、仄かに魔力を集めてるのか燐光を放っていた。
「これはプレイヤーの職業とか、タイプによって変わるらしいけどイベント限定アイテムの一つだったんだ。サミエルは精霊のガントレット、クリス君もだろ?」
「あっ、はい(そうだったのか)」
「これで私も、魔力微回復、HP微回復の恩恵を受けられるよ」
確かにエルフはHPに問題あるよな、ドワーフは魔力不足か、
それを考えると獣人である僕も助かるよね。
二人とイベントのこととか、公式の板とか、クランの攻略板の話をしていたら。
「あっ、妹から夕飯出来たってメール来ました。すみませんが」
「そうか、クリス君またね~」
「楽しかったわクリス君またね」
二人と挨拶を交わして、始まりの街に戻った僕は、アパートに戻って、ログアウトした。
▽91572600ゴールド