表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/1032

強制討伐クエスト1

 北門を抜けて、森に入って直ぐに、気配察知を使う、始めての森だ。慎重に進むべきだろう、


「おっこれは多分プレイヤーかな?」


モンスターの気配がやたら多いな、こっちは多分プレイヤーだろ、気配察知のレベルが2に上がり、察知の精度が高くなったような気がする。


「ゴブリンは初めてだ。最初は数が少ないところで始めよう」


 気配察知、鑑定交互に使いながら、無駄なく採取もこなす。


「ん、丁度よくはぐれか」


大剣を構え、がさがさ騒がしい音たてながら、視界に捉えた。ニヤリ、向こうも気付いた。手に錆びたショットソード、異臭放つ皮鎧を着ていた。ギャギャと走り寄るゴブリン。迫力はある。もっとも普段の親父に比べたら、大したことないな。

大剣の間合いに入った瞬間。縦斬りの技を繰り出す。


「ギァアア………」


巧くクリティカルが発動、一撃で倒せた。


「どれどれ…………うわ~」


ドロップは錆びた剣だった。微妙。



━━━━━━━━



 どうやら人形のモンスターも平気らしい。サクサク二匹、三匹、四匹と増やしたが、四匹は多いな苦戦した。まだ上位種がいないからましだが、上位種が混ざると連携してくるから要注意だな。


「経験値はウルフより低く。ラビィより高いくらいかな」  


 大剣スキルレベルとレベルが上がるまで、地道にゴブリン退治だな、



 二桁過ぎてから、数えるのを止め、レベル8になったので森を出て、ステータスを確認する。


クリス


職業なし


レベル8


HP75→(87)


MP13→14


攻撃力67→79


防御46→52


素早さ63→75


瞬発力61→73


魔法防御29→35


智力13→14


幸5


戦闘スキル


大剣レベル2

体術レベル2


アクティブスキル


鑑定レベル2

気配察知レベル2


パッシブスキル


解体レベル2

イベントリー

薬草の知識

鉱石の知識

物理耐性レベル2

身体能力UPレベル4

魔法防御レベル2

毒耐性レベル3


「ゴブリンドロップ使えない装備ばかり、枠圧迫するから、一度冒険者ギルドに寄ってBP・ゴールド精算したら、武器屋に売却だな」



━━━━━━━━



強制討伐クエストの精算を行い。BPが344になったので、アパートを借りた。個人アパートなので部屋数は一部屋のみ、150BP必要で、その他毎月15BPと家賃3000ゴールド引かれるので、ギルドに10000ゴールド貯金する。持っててもしPkされたら、ゴールドは全部失ってしまう、流石にそれは嫌だからな、

 ギルドの前にあった武器屋でゴブリン装備を売却して、マレンダ雑貨店に寄って、微回復5、どくけし5購入しとく。


「いつもありがとうねクリス、あっそうだあんた知ってるかい、商業ギルドで聞いたんだけど。近いうちに王都から大きな商隊が来るそうよ。アルガンの頼んでた品も届くから、また配達頼めるかい」


『シークレットクエスト、注文品をアルガンに届けよ』


あれ………、またシークレットクエスト?、それに………ああ~クエストって、今は二つしか埋めてなかったわ、

ん、もしかして、だからシークレットが発生したとか、それでクエスト受けられるんならラッキーかもな、


「品が来たら声かけてよ。暇な時はいつでも配達するから」


「そうかい助かるよ」


 にこやかに挨拶して、冒険者ギルドに戻り、アパートに帰って、ゲーム世界で睡眠を取った。


 

━━━━━━━━



 ログアウトして、夜も遅い。あっという間に眠り込んでしまった。




━━━━━━━━


 夜明け前に目覚めた俺は、部活前にしていたランニングのため、一階に降りると。気配を感じたラブリンが、パタパタ尻尾フリフリ愛想を振り撒いた。


「ラブリン行くぞ」


 毎朝のランニングを済ませ。シャワーを浴びてリビングに行くと。母が起きていた。


「おはよう母さん」


「あら部活引退したのに、ランニングは続けてるのね」


 夕べは遅かったはずだが、親父のお弁当を作ってから休むようだ。


「母さん珈琲入れるけど飲む」


「あらありがとう貰うわ」


 インスタントだけど、ここの珈琲は香りよく、苦味より甘味を感じる珈琲豆だった。

 あの顔で珈琲に煩い親父の知り合いから分けてもらってる物だ。


「ありがとう栗栖」


 トーストが焼けたところで、匂いにつられたか、妹も起きてきた。


「おはようお兄。おはようお母さん」


「おはよう由実ちゃん、パン食べる?」


「食べる」


「珈琲はどうする由実」


「飲む、おはようラブリン」


 朝はおねむな妹は、まだ半分寝ぼけながら、愛犬のラブリンにまとわりつかれながら、顔を洗いに向かう、

 


 朝食終えて、妹が洗い物しながら、今日出掛けるから、母さんにお小遣いをねだっていた。

 俺は気にせず部屋に戻ってから、VPを起動させて、ヘッドホンをかぶりインターネット接続して、携帯とリンクさせる。用があれば携帯繋がりでゲーム内でも分かるようになる。今日は日曜だ遊びのお誘いがあるかも知れないな。



 ログインするとゲーム内では、一日寝ていたことになっていて、空腹パラメーターが赤い、手持ちの串焼きだけだと足りなくて、近場の店に立ち寄った。



 朝食も済ませ、幾つか商業ギルドで受けてたクエストをクリアさせBPを加算させてから、強制クエストに向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ