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湖の町フランでココナとクランクエスト2





★ココナの視点




 今日はパパと一緒なの!、

 とても楽しみなのですよ~。

 普段のパパはクランのマスターで、大きな商会の商会長で、この国の貴族なんだって、何だか凄いよねパパって!。

 そんでもって一番大事なことは、私ココナの名付け親なの、だからココナのパパなの!


「エヘヘヘ~」

「どうした?」

「なんでもないの!」


 パパは不思議な人なの!、一緒にいられるだけで胸がポカポカするの、だからココナは大好きなの!。

 早く、ココナのこと娘と認めさせるなの!。


 ココナは、とあるイベントで出会ったNPCであるはずで、クランの守護神と位置付けされている今のクリスタル商会のマスコット的存在であり、因幡の白兎であり、この世界では神の1柱に上げられてる筈だが・・・。ココナはココナであるようだ。

 見た目どおり思考は子供特有の世界を持っていて、どちらかと言うと自分を中心に回ってる?、とか考えてる節があるがどうやら名付け親のクリスに懐いておりパパ呼びを繰り返していて、何れは認めさせたいと少し腹黒い部分もあるようだ。


 普段はクランハウスの何処かでミズリーと遊んでいるのを見かける事があるし、自分とミズリーだけで出来るクランクエストを受けているようで、たまにステータスを見ると勝手にレベルアップしているので分かる。

 普段クリスがログインしたときに居ると構って欲しいアピールなので、だいたいクリスはココナに付き合う事にしているのであった。

 補足するとココナは謎の自信に満ちていたりするのだが・・・、

 見た目が、ウサミミの可愛らしいので、クランクリスタル商会のマスコット扱いだったりする。でも本人は気付くことはないのだろうな・・・。


「パパ急ぐなの!」

「パパじゃないけどな分かった」

「むう~、パパは往生際が悪いなの!」


 ぷっくり頬を膨らませ私は不機嫌ですとアピールする姿は、何だか幼少期のベッキーを彷彿とさせてクリスを苦笑させていた。


「ほら行くよココナ」


 仕方なく手を差し出すと。目をキラキラさせて、


「もう~、仕方ないなの!」


 文句を言いながら。満面の笑顔でクリスの手にしがみついてくるから、何だか手の掛かる年の離れた妹または姪を相手にしてる気分になるから不思議な気持ちになっていた。








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