ココナ&ミズリーの新しいクランハウス探検なの!
★ココナ視点
きょうはパパが会いにきてくれたの。凄く嬉しいなの!。
ココナはね。パパが大好きなの!。
新しいクランハウスも楽しみにしてるの。
でもね!。
一番はパパとお出かけがさいこうなの!。
唐突にクリスの足に抱き着いていた。
「どうしたココナ」
「エヘヘヘ、なの!」
ニパリ、満面の笑みを浮かべてクリスの手に両手でブラン、ブラン、しながらココナは楽しげに笑っていた。
「うにゃ~ん♪、ゴロゴロにゃ~ん」
ミズリーもパパと一緒でとても楽しげに私達の先をゆったり歩き、尻尾を揺らめかせていた。
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ココナとミズリーを連れて、新しいクランハウスに二人?を登録する。
こうしとくと二人が勝手にこちらのクランに遊びに来たりするようで、
クランハウスのログを見ると【クランの守護神】である『因幡の白兎』がどこで遊んでたか分かるし、また『瞬きの扉』を使って遊びに出掛けているとそのクランハウスのロビーにある受付嬢に訪ねると教えてくれるのだ。
なかなか性格も受付嬢達も違うので、人間味があってエンドアースの世界に住んでいるAI達が優秀過ぎて、未だに驚かされるばかりである。
まあ~、そんなところも海外では受けているようだ。何せアニメ、小説家が多く新しい作家として誕生してるし。
毎年、新しい作品も沢山連載されてる漫画、ライト小説の世界は下手をすると将棋の手よりも多いかもしれないね。
因みに下手な横好きなじいちゃんに付き合ってるので多少はうてるが、じいちゃん曰く。
将棋の棋譜は星の数ほどもあるらしい、まさかね~と僕は思ってるけど。
将棋プロがいるくらいだし案外本当なのかもと最近は思ってたりする。
何せこの間授業で0と1のプログラミングを学んでる時に。
最近はようやくAIも将棋のプロに勝つこともあるようだが、棋譜や手は閃きによって変化するからか、本物の天才には勝てないそうだ。
コンピューターに勝てる将棋のプロって、マジ物の天才やんね~。
僕はあの日そう思った物だ。
「パパ!、登録終わったなの!。一緒に探検するの」
「はあ~、パパじゃないが分かったよ」
「むう~、パパは諦めが悪いなの!」
ぷっくり膨れるココナ、それに苦笑しながらココナの頭を撫でる。
「エヘヘヘ、パパ大好きなの!」
蕩けるような幸せそうに笑ってくれるココナになんか胸の奥がぽかぽか暖かい気持ちになっても僕は仕方ないことだと思うんですよ~。
満面な笑顔のココナとご機嫌なミズリーを連れて、新しいクランハウスの中をみて回ることにした。