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クリスの言い訳




 サミエル姐さんにがっつり捕まり見た目はお見世なクランハウスに入った。


「あっ、ここはお見世も兼ねてるんですね」

「ええ、そうよ~」


 奥からセリシア姐さんこと見た目は幼女なエルフであるセリシア姐さんまでの出迎えである。

 あっ、これ詰んでない?。


 やや気圧されながら幼女な老女二人に連行されていくクリスであった。









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





 まあ~、すっかり忘れてたクランハウスのことはひとまず置いといて、


「それで、イベントのことなんだけど」

「いきなり没落貴族の捕縛が追加されたのは」

「「クリス君絡みよね~?」」

「・・・あっ、はい」


 誤魔化すことも頭の隅にあったけど・・・。普段やらかしてると自覚してる僕としては、素直にゲロったのであった。


 それから・・・。


 姐さん達の質問と言う名の尋問に答えつつ。姐さん達は時折なぜか眉間を揉んだり。ため息吐いたりと、諦めの目でみられたりとした酷くない?。僕は悪く無いのに非常に居心地の悪い時間を過ごしたのは言うまでもなかったよ。


 はあ~、エンドアースの世界だとどうしてこうなるのかな~。

 全くの謎である。


(これも運営のせいなのでは?、まさかね~)


※・・・・・・・ふっ、フフフフフフ


 謎は、気のせいだと思いたいクリスであった。









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






『王都・クリスタル商会クランハウス』



 

 あの後姐さん達からココナとミズリーを湖の町フランのクランハウスに連れて来るように言われたので戻ってまいりました。

 二人、二匹と評するにはこの世界ことエンドアースのAIが優秀だけに。

かなり自由な印象をうけるが、やはりと言うかプレイヤーと同じく新しいクランハウスにはプレイヤーが連れていかないと登録出来ない仕様になっている。


 その代わりアンビシャス君は王都固定だから王都のイベント以外では連れて歩く事は出来ないし。西城ワイゲンのジャンヌ達【ダルク】のメンバーは基本、西城ワイゲンから動かないようだ。


 まあ~、サイモンこと元他国の貴族だった。

サイモン・グリンバレーとローサ・グリンバレー父娘は今やワイゲン公爵の推薦で、ランバルト王国の将軍に収まってたりするが、詳しい話は割愛する。


「あっ!、パパ発見なの!」

「うにゃ~ん♪」


 クランハウスの僕の部屋に向かう途中で、探そうとしていたココナとミズリーをタイミング良く見つける事が出来たのであった。


「パパじゃないが、二人とも新しいクランハウスに案内するけど行くかい」

「うん、ココナはパパと一緒に行くなの!」

「うにゃ~ん!」


 相変わらずココナはパパ呼びを諦めないし、ミズリーはゴロゴロとご機嫌な鳴き声での返事である。


 さては暇をしてたな~、と理解したクリスだった。






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