クリス、舞踏会へ行く
そうそう、問題は残り6つのガチャの景品がこちら
レア
【魔法耐性・微】
【物理耐性・小】
【毒耐性・小】
レア+
『狩人のイヤリング』
【命中率+10】
『メデューサの指輪』
【麻痺耐性・中】
SL
『女神の首飾り』
【全耐性・中】
う~ん、最後のは当たりぽいんだけど・・・。
これ、女の子向けのペンダントタイプの可愛らしいやつなんだよね~。でさ~。しかも個人登録機能付きと言う、
謎の防犯効果も高くて・・・。
こんなの誰かにあげるのはちょっとね・・・。
「はあ~、運営の狙いかな?」
マジ疑いそうです。まあ~、しょうがないんだけどね~。
これベッキーに言えばお兄!。結婚するの~!、リアルで彼女出来ないからってVRの世界でとかウケルwとか言われそうで少しショックなんですが、
でも、まあ~、一貴族としてはサニアお嬢様に丁度良いプレゼントだよね!。
クリスは気付かなかったが、エンドアースの世界でも耐性付与のアクセサリー等、滅多に手に入れることなど出来ず。貴族家の家宝になる品物であったりする。
またクリスが用意した一品は、下手な国宝レベルだと本人は気付くことはなかったったのであった。
※・・・フフフフ、ワクワク、ワクワク!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
クリスはクランの馬車で王城へ向かった。
舞踏会が始まる前に、各公爵家の寄り子を集めての会合があるそうだ。
「僕の面通しかな~」
寄り親であるワイゲン公爵家、それに僕を騎士にと推挙してくれたサニアお嬢様に御礼の品としてなら、あのネックレスをプレゼントする名目も立つよね?。
その辺り、本当はクロエにも相談しといた方が良かったのだけど・・・。
クリスタルデパートが忙しくて顔を出しにくく、
舞踏会の日が迫っていたのをいいことに、クロエには黙っていることにした。
だってさ、クロエの圧が日に日に増して来てる気がして・・・、僕としては商会を任せといた方が無難と判断したわけですよ。
ああ~、へたれと言われてもこればかりはね~。
ちょっとそんな感じで押しの強いクロエのことが苦手なのです。
嫌なことはとりあえず横に置いて、王城へ向かった。