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クリスは幼女なエルフとドワーフに相談する




 まあ~、僕も成り上がりの部類だけど、このエンドアースの世界だとね。何しろ一応貴族様ってことで、名乗れることだと姐さん達に聞いていたから、

 多分この招待状も。前回の内戦イベで活躍したこともあり、一応貴族様だし。寄り親が公爵家にあたるからね。だから華やかな貴族様達の舞踏会にお呼ばれしたのだけれどさぁ~、

 でもこれ・・・。


 姐さん達に相談する案件だよな~、


 それと一応、課金ガチャ一回は回しといた方が良い気がするんだよね。

 内戦こと夏のイベでウェーブマネーの賞金でたのも幸いだし。

 こう言うとき、不思議と何かしら引けそうな気がするから。

 キャラの運は壊滅的なんだけど、イベとかでは変な引き強いんだよな~、


 まず。ステータス開いて、二人がログインしてるか確認してから、


「おっ、姐さん達はログインしてたよ。しかもクランハウスの無いベルゲンの街にいるのか・・・」


 たしか、この間のシティークエストで、ベルゲンで沢山の鉱山を発見したばかりだったか、

 んで、本店のクリスタルデパートのクエナと姐さん達にせっつかれて、

 僕のクリスタル商会にも鉱山の発掘量の0、5割の鉱石が貰えるように交渉したんだったなことにな、 

 まあ~、姐さん達がベルゲンに行っててもおかしくはないかな~。


「とりあえずメールで相談かな~」


 こうして何時ものようにエンドアースの世界でも厄介事に巻き込まれるクリスであった。









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




★サミエル視点




「あら、クリス君からね。久しぶりになるかしら」

 

 何でもリアルのバイトが忙しく東京にまで出掛けていたと聞いたけど。

 無事に戻ったようね。


「あら?、へえ~、なる程ね。セリシア」

「ん?、どうかしたのかしら」


 幼女なドワーフが、幼女なエルフに声をかける。 


「クリス君から緊急のメールよ。これは貴女向きの案件だから意見が欲しい所ね」

「へえ~、ちょっと待っててね」


 クリスタル商会分の鉱石をそれぞれ使いやすいよううに延べ棒にしていたのを、二人で鑑定していたところであった。

 サミエルが名工の称号を獲たので、どの延べ棒もレベルが高いのだが、最高、高級、良の三種が出やすくクリスタルデパートに卸してるサミエル製の品は、良と高級から作られた延べ棒で作られた武器防具がメインであった。


「あらあらクリス君も久しぶりにログインしたら、早速厄介ごとに引っ掛かったのね」


 やや呆れ気味の口調だがセリシアの本音か、愉しげな雰囲気であった。

 二人もクリスが厄介ごとに巻き込まれることに慣れつつあって、ここしばらく何だか物足りなさを感じてたので、ある意味また楽しいことが起こりそうな予感すら感じてたりしていた。






 


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