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閑話・私の騎士様




【ランバルト王国・王城】





『城内・控え室』



★公爵令嬢サニア視点



 あの内戦から様々な事がありました。


我が領城に国王陛下が、御逗留された時期はとてもめぐるましく大変な時期でしたが、今となっては、

 懐かしくもありますわね。


 ただ、我が騎士クリス様の手腕で、我が家は大いに助けられ。王都突入に、異界の冒険者を集め、御自身も手柄を立てられ。


 陛下から我が騎士は正式に男爵の爵位を与えられて下級とは言え、貴族に任じられてたことはまさしく僥倖(ぎょうこう)でしたわね。


 そのうえ、ここ数年財政難を抱えていたベルゲン公爵家の領地で多くの鉱山の発見したばかりか、ベルゲン領でミスリル鉱山まで見つけてしまうとは・・・。


あの出来事は、クリス様から聞いたお父様も唖然としてましたわね。


「うふふふふ♪」


 その上、ベルゲン家とは別の利権を我が家にも・・・、

 またきちんと王家に利益をあたえる気遣いは、異界の冒険者にはもったいないくらいの素晴らしい功績をあげてくれましたわ。

 あれこそは青き血に相応しい対応でしたわね!。


 お陰で、内戦でやや傾いていた。我が家の財政も回復させた上に。王家どころかランバルト王国全体もの財政難を回復中ですわ!?。

 これは、もはや一貴族の出来ることを越えた功績ですもの、今やクリス様は我が家だけに止まらず。

 王家からも好意的に思われていますもの、また『ダルク』と言う市民から貧民の組織を裏から手助けして我が領地の安全性を回復なされてますから、一部の民からは英雄視されるのも仕方がないことやもしれませんわね。


 もしもクリス様が、異界の冒険者で無ければ・・・。


「・・・・・・はぁ~」


 あらいけないわ。貴族の令嬢が、殿方の事でため息等とても恥ずかしいことですのに。でも、クリス様のことですからまたその内何かやらかすような予感がいたしますわね。


「うふふふふ♪」

「あら、お嬢様なにやらたのしげですこと」

「ええ、我が騎士ことクリス男爵様のことでいささか思い出し笑いをしていましたの」

「ああ!、あのお方ですのね。此度の舞踏会に陛下が呼ばれておりますしたわね」


 そうなんですわ、また何かやらかすのではと。

 色々と悩ましい公爵令嬢サニアであった。






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