レイドボス討伐も終わり
なんやかんやでレイドボス×5連戦した。
「みんなお疲れ」
「「「「お疲れ様でーす」」」」
「あしたもレイド討伐やってから、参加したい人は、此処にくるようにな」
翡翠の剣士団員と団長のカガリさんは、簡単な挨拶を済ませるとあっさり帰って行った。
「クリス君お疲れ様、クロコダイル素材も沢山増えたわね」
「セリシアさんお疲れ様でーす」
「意外とレイドボス楽しかったわね」
「サミエル姐さんお疲れ様、確かに皆で戦うのは楽しかったですね」
「素材はイベント後にでも相談しようか」
確かに扱いが面倒そうな素材ばかりだな………、あっでも、
「あっ姐さん達、この素材ですけど錬金術の魔方陣使えば多分簡単に、装備とか小物類なんかは作れると思いますよ」
二人の幼女はハッとした顔をしていた。
「確かに、そんなのがあったわね」
「じゃ各自で、レイドボスの素材は消化すると言うことで」
「今日は疲れたし解散で良いわね?」
「はい問題ないです」
「じゃ、クリス君お疲れ様」
「お疲れ様でーす」
「また明日お見世で」
幼女二人は転移のコインを使うようだ。このアイテムはイベント終了後にも、ショップでBPで交換できるアイテムになるようだ。
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僕もイベントにちょっと飽きていたのでログアウトした。
「父さん達帰って来たかな?」
下に降りてくと、ベッキーとラブリンだけだった。
「お兄、お腹すいた」
「はいはい………」
顔を会わせて、最初にこれか………、まったくしょうがないな~、
苦笑しながらも僕は、鯖のみりん干しを二枚と山盛りご飯に、味噌汁、アサリの佃煮をだした。
「ん、少な目?」
じとりとした流し目にさらされながら、
「夕飯は広島焼きの予定だったんだ」
「ああ~油かす?」
「そう言うこと、ベッキーの好きな甘めのおとふくソースも買ってきてあるから」
「…………//」
お口がリスのほほ袋のようにモグモグさせながら、とても嬉しそうな顔をした。キャベツ三玉で足りるかな?、ひっそりと冷や汗を掻いていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
━━━翌日
昨日は母さんとベッキーの為に広島焼きを10枚も焼いたよ。ちょっと手首が痛い。
「わふわふ」
「おはようラブリン」
ラブリンの頭と首をわしゃわしゃしたあと、ラブリンと散歩に出かけた。連休も終わり今日から中間に向けて少し頑張らなくてはならない。
「行こうかラブリン」
「わふわふ♪」
御機嫌なラブリンが、リードを強く引っ張る。
「はいはい、少し走るか」
「わふわふ♪」
嬉しそうな隠った鳴き声、あんまり強く吠えると。近所から苦情が来るから、ラブリンも気を使ってるのかな?