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動き出したプロローグ
何も言いませんが、連載します。
「まさかお前が立ちはだかるとは…」
自嘲気味にその人は笑った。
その笑みにはそこはかとなく嬉しさも見える。
しかし、俺にはそんな余裕はない。
何故なら俺の目の前に立っているのは自分の知る中で最強の女…
だが、ここで逃げたら俺は一生後悔する…!!
「はは…」
しかし、強い気持ちを持とうにもやはり怖いものは怖い。
立ってるのがやっとだ…
この人のここまでの闘気は初めてだ…が!
「俺には負けられない理由がある!!」
そして前に走り出す。
物語は走り出した。
特別な才能なんてない。
家柄だって普通だ。
唯一誇れるものは想いの強さ。
そんな普通な俺の物語。
生徒会な日々の2年前の話となります。
読まなくても全く問題ございません。