ここまでの武技解説
~剣術武技~
【スラッシャー】 スキルレベル:1
剣から三日月状の斬撃の光を放てる武技。遠距離に攻撃できるので、剣士系の冒険者は重宝する。攻撃力はそれほど高くなく、牽制程度だが、まともに当てれば抉り傷を刻むくらいはできる。ただ、使用後の隙がかなり大きいので、モンスターの群れと戦う時は使用しない方が良い。
【ブリングダウン】 スキルレベル:2
剣を振り下ろす際の攻撃力を高める武技。動けない敵や硬い敵に対して有効。小さい敵なら真っ二つ、大きい敵でも体の一部を斬り落とせる。ただ、物理防御力が異様に高いメイルガーダーなどに使用すると、振り下ろす勢いを跳ね返されて武器を手放してしまう可能性が高いので使いどころには注意が必要。
【ソードブーメラン】 スキルレベル:3
剣を投げて複数の敵に攻撃できる武技。ブーメランの名の通り、攻撃後の剣は手元に戻る。仮に敵に弾かれたとしても戻ってくる。攻撃力も上がっており、並の金属鎧程度なら一撃で両断できる。使用に慣れないうちは戻ってきた剣を受け取り損ねて怪我をする可能性がある。
【マッキンリースライス】 スキルレベル:4
剣先から七色の斬線を放てる遠距離攻撃武技。多数の敵に立ち向かう場合に有効。一定硬度以下の物であれば斬り裂くことができる。精神力と集中力によって威力が変わる。盾などでの防御も斬線が広がりながら迫ってくる為非常に難しい。
【衝撃刃】 スキルレベル:5
衝撃波を剣から生み出せる武技。筋力値において自らが劣る相手と打ち合いになった際も余程差が無い限り確実に打ち勝つことができる。大剣や戦斧など破壊力において勝る武器が相手でも弾き飛ばせる可能性は高い。スキル熟練度が上がれば上がるほど衝撃波も強くなっていく。
【サクリファイス・スラッシュ】 スキルレベル:6
自らの魔力、体力、気力を15%犠牲にして斬撃の威力とスピードを上げることができる武技。ランクC程度の相手であれば一撃で為す術なく真っ二つにされることになる。人間を相手にした場合は自己防衛を除いて禁止されている。また、防衛の為と認められても過剰防衛となることが多い。
【メテオブーストスラッシュ】 スキルレベル:7
炎を纏った隕石を剣から飛ばせる炎属性遠距離攻撃武技。隕石は空中で振るった剣筋と同じ軌道を描いて敵のいる場所を縦横無尽に駆け巡り、当たった相手を燃やして打ち砕く。最後には大爆発を起こし、周囲の全てを粉微塵にして吹き飛ばす。攻撃力が非常に高いが、爆発は無差別攻撃なので、そこは注意が必要。
~短剣術武技~
【スタッブ】 スキルレベル:1
突き刺す際の威力を上げることができる武技。動けない敵や硬い敵に有効。ブリングダウンとは違って、それ程勢いをつける訳ではなく、また軌道も直線的である為、勢いを跳ね返されることはまずない。刺すことができずとも、傷をつける程度ならできる。
【ショックアタック】 スキルレベル:2
短剣の先端から不可視の圧縮衝撃波を飛ばせる遠距離攻撃武技。命中して一部を吹き飛ばした場合は追加効果で吹き飛んだ部分が爆発する。短剣は投げる以外で遠距離攻撃ができないと思われがちな為、かなり有用な武技であり、短剣使いでなくともこの技を習得するためだけに短剣術スキルの訓練をする者もいる。
【高速斬撃】 スキルレベル:3
敵に接近し高速で斬りつけることができる武技。俊敏値が高ければ高い程斬りつける速度も上がる。この武技使用中は使用している短剣の斬れ味が上がる。多数の敵にダメージを与える際に有効だが、敵を怯ませる為の補助的な武技であり、これで敵を仕留めようとすることはまずない。
【ショートブリングダウン】 スキルレベル:4
短剣を振り下ろす際の攻撃力を高める武技。ブリングダウンの短剣版。スキルレベルは高いがそもそも短剣は振り下ろす場合、使用前後の隙が大きくなるという欠点があるので、混合武技の合成以外ではほとんど使用されない。
~刀術武技~
【一刀両断】 スキルレベル:10
刀を振るい一撃で対象を両断する武技。この武技使用時は斬れ味に峰打ちの威力分が足される為、斬れ味が大幅に上昇する。また、振り下ろす際の攻撃力を高めるブリングダウンなどと同じく、攻撃力そのものも上昇している。腕があるものが使えば龍種の首が飛ぶとも言われる。
【突風斬り】 スキルレベル:15
打ちあった瞬間に刀身から敵方向に向けて突風を放つ武技。どんなに威力が高い武器であっても打ちあえば強風を出せる。斬られないように武器を持つ敵はほぼ100%の確率で止めてくるので、突風を浴びせて追撃をすることが可能。威力も高い上補助用としても有用な高レベル武技である。
~鎌術武技~
【横薙一閃】 スキルレベル:1
戦鎌を横薙ぎにして振るうことで三日月状の閃光を飛ばすことができる広範囲遠距離攻撃武技。三日月状閃光の大きさはスラッシャーの光の3倍。射程は300m程で、魔力を込めることにより射程を伸ばすことができる。アンデッド系モンスターの核であれば体内核でない限り斬り裂ける程の斬撃力がある。
【ダブルスラッシュ】 スキルレベル:2
ほぼ同じタイミングで二連撃を放てる武技。あまりにも早い為、見きれない敵も多い。斬撃力の上昇などの追加効果はないが、右と左からほぼ同時の攻撃が加えられる為、二重の衝撃が与えられるという点で斬撃耐性の低い敵にはかなりの効果がある。
【オーラサイズスラッシュ】 スキルレベル:3
戦鎌にオーラを纏わせて振るうことでオーラを飛ばせる遠距離攻撃武技。使用者が敵と認識したものの前でオーラが鎌状になり、対象を真っ二つに斬り裂く。敵対象にしか効果を及ぼさない為、対象と自分の間に味方がいても使用できる、乱戦中に使い勝手が良い武技である。
~槍術武技~
【突進突き】 スキルレベル:1
相手に突進して突き攻撃ができる武技。突進時の速さは俊敏値に関わらず一律。直線的な攻撃で軌道が分かりやすいので避けられることが多い。使用後隙も大きいので動けない敵などに使う以外はあまり使用されない。慣れている者はこれを応用して突進だけ使い、突きをせずに他の攻撃をすることもある。
【フォール】 スキルレベル:2
槍の穂先を叩きつける際の威力を高める武技。敵を貫いている際はその敵を地面に叩きつけることができる。打撃耐性の低い敵やその身を砕かれるまで死なない不死族モンスターに有効。攻撃力は槍のリーチの長さや槍のアイテムレアランクによって変動する。
【スイングランス】 スキルレベル:3
槍を振り回して打撃攻撃ができる武技。敵を貫いている際は敵ごと槍を振り回し、遠心力でバラバラにしたり壁に叩きつけて砕くことができる。フォールと同じく打撃耐性の低い敵や不死族モンスターに有効。回し始めると何回転でもできるが、槍のリーチから軌道が予測できるので比較的避けられやすい。
【貫通突き】 スキルレベル:6
突きの威力を大幅に高める武技。力を溜めるのに3秒かかる為、使用前隙が非常に大きいが、この武技を使用すれば岩族や金属属性のモンスターでも貫けると言われている。【突進突き】の突進と組み合わせると、より威力を高められる。
【神速めった刺し】 スキルレベル:18
敵に向かって飛ぶように突進してから連撃を繰り出す連結攻撃武技。的確に四肢や急所を狙える。非常に高速の突きの為、見切ることは極めて困難であり、回避に専念しても何発かは確実に食らう。突く場所が予測しにくい為、避けられる危険性も低く、使用前後の隙も少ない。
【アブソーブ】 スキルレベル:25
槍に魔力を纏わせて敵を連続で突く魔力混成武技。吸収の名の通り、敵に突き傷を負わせた際にその敵の体力と魔力を吸収し、自らの回復に充てられる。かなり使い勝手が良く、連撃であるという技特性上全てを躱されることはまずない。
【全力突き】 スキルレベル:28
槍に緑の燐光を纏わせて全力で突く武技。通常の3倍の攻撃力で一度突くことができる。使用後は極度疲労により5秒の硬直が入るが、この武技を受け流すことは至極困難なので、その程度の硬直は問題の内に入らない。突く場所によっては一撃必殺にもなりうる強力な武技である。
【心臓を狙う】 スキルレベル:45
他の武技の後に連結して発動する追撃の一撃必殺武技。敵の四肢を一度ずつ突いて行動不可とし、最後に心臓を貫く。体力の50%を消費して放つ大技。命中すれば確実に相手の命を奪える程の強力な破壊力を有しており、反動もその分強力。確実に敵を仕留めたい場合などに使用されることが多い。
~弓術武技~
【スタッブショット】 スキルレベル:7
矢に強力な貫通能力を付与して放てる武技。例外もあるが、基本は物理防御を簡単に抜ける。追尾効果などはないが、普通に放つ矢に比べるとスピードが桁違いなので見切ることはまず不可能。ミスリルバックラーにでも傷をつける程の強力さがある。
~杖術武技~
【殴打】 スキルレベル:1
魔杖を横に振り敵を殴りつけられる武技。スキルレベルに応じて威力が上がる。剣などを受け止めたりするのにも使える。魔杖の硬度は関係なく、樫の杖でも宝石杖でも威力に変わりはない。軌道が分かりやすいので避けられやすい。その為、動きを止めたり鈍らせたりしてから使用されることが多い。
~盾術武技~
【鉄壁】 スキルレベル:1
一度だけどんな攻撃でも完全に防御できる武技。どんなに強力な攻撃であっても確実に一度は防御できるが、使用後はクールタイムが30分必要。強力な武技などで攻撃され、防御しなければ死ぬという切羽詰まった状況では大いに役立つので、これを習得する為に盾術スキルの訓練をする者もいる。
【シールドバッシュ】 スキルレベル:5
盾から衝撃波を出せる武技。防具であるにもかかわらず攻撃できるので敵の意表を突ける、かなり有用な武技。人間1人くらいなら余裕で吹き飛ばせる。射程距離が5mなので、接近中の敵にも使える。知能の低い敵を騙して攻撃できるので、低ランクモンスターを相手にした時はこれが使えるだけで勝率が上がる。
~体術武技~
【正拳突き】 スキルレベル:1
拳を直線的に突き出して敵を殴りつける武技。拳闘士は確実に覚えている。ただ殴るよりも威力が高い。腕力に関係なく、一定以上の威力が出る。ヒットする場所によっては4m級の大型モンスターでも吹き飛ばせるが、真正面の敵にしか効果が無いので実戦ではあまり使用されない。
【瓦割り】 スキルレベル:3
手を振り下ろして敵に衝撃ダメージを与える武技。名の通り、この武技を使えば瓦すら割ることができる。それなりに慣れていればミニスタードラゴンなど下級のドラゴン種を一撃で昏倒させることもできる。但し、足場が不安定だと威力が出にくい。
【発頸】 スキルレベル:4
敵に向けて腕を突き出すことによって手の平から莫大な衝撃波を放出する武技。武技を習得せずとも使用でき、その状況でも現存する武術の中で最大の威力を誇るとされる。20m級の超大型モンスターでも上手く当てれば一撃で吹き飛ばし、気絶させることができる。溜めが大きい為使用前隙は比較的大きい。
~投擲武技~
【回転投げ】 スキルレベル:1
投擲した武器を空中で回転させることができる武技。受け止めることは極めて困難であり、躱すか弾くかしなければ防げない。単体にのみ有効であり、複数体敵がいる場合は一番遠くの敵に向かって飛んでいく。攻撃後は投擲者の元に武器が戻ってくる。
【マッハナイフ】 スキルレベル:2
刃のついた武技を音速で投擲できる武技。複数の敵でも目にも止まらぬ速さでバラバラにすることができる。地面に着くとそこで武器が壊れてしまう可能性がある為、浮遊系の敵に使うのが賢い使い方。動体視力が相当なければ見切ることすら難しい。スキルレベルの割に有用な武技である。
~狙撃武技~
【乱射】 スキルレベル:1
銃を乱射できる武技。弾が尽きるまで撃ち続けることができる。名の通りただ撃ちまくるだけで狙いはつけられないので外れることが多く、弾の無駄遣いになりやすいが、小型モンスターの群れや物理防御力の低い大型モンスターにはそれなりに有用である。
【アキュラシーショット】 スキルレベル:2
狙撃の命中率を大幅にあげることができる武技。狙いをつけなければならない為使用前隙がそれなりにあるが、まず外れない。武器を持つモンスターの手に当てて武器を弾き飛ばしたり、足を撃ち抜いて移動能力を封じたりなど、コツさえ分かれば様々な応用ができる。
【ローリングシリンダー】 スキルレベル:3
銃の回転式弾倉を高速で回転させて弾丸を大量に射出できる武技。魔力を弾丸に変換する銃の場合は撃てる数が多い為、相手の動きを鈍らせたりするだけでも相当有用。ただ、弾を込めるタイプの銃の場合はすぐ弾が切れるので、少々危険が伴う。
著者コメント
ここで皆様にお知らせがあります。本日は、私が小説家になろうに小説の投稿を始めてからちょうど2年という節目です。これだけの日々、やめることなく書き続けられたのは、私の小説を読み、応援してくださる読者様方の支えあってこそです。本当にありがとうございます!
これからも頑張って書いていきますので、応援よろしくお願い致します!




