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ダンジョンマスター with 妖精 ~ひたすら型破り~  作者: 紅蓮グレン
第5.5章:閑話集&解説集①

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閑話:進化大フィーバー

「ご主人様! 大変です!」


 ある朝、俺がベッドで惰眠を貪っていると、ティリがそう叫びながら俺の部屋に飛び込んできた。


「どうした、ティリ?」

「兎に角大変です! DPカンストです!」

「DPカンスト? それって何だ?」

「それはダンジョンステータスを確認すれば分かります!」


 そう言われたので、俺はダンジョンコアに触れ、ステータスを開示。すると、そのDPの欄には……


DP:999999P(上限到達カンスト


 と表示されていた。


「成程、DPカンストっていうのはこういうことか。」

「はい。DPが上限に到達してしまったので、これ以上DPが加算されません! このままだとDPがもったいないです!」

「そうなのか?」


 俺はそう言いつつ、ウルフを50体本召喚してみる。すると、DPは500減少し、99万9499になった。どうやら上限に引っかかると、それ以上は切り捨てになるらしい。


「あー、確かに無駄になるな。ティリ、なにか手っ取り早くDPを消費する方法は無いか?」

「一番簡単なのは階層の追加やダンジョン領域の拡大です。でも、領域が広がれば広がるだけ獲得DPも増加してしまいますから……」

「でも、今は取り敢えずそれをやろう。」


 俺はそう言うと、第16階層と第17階層を設置して、領域を限界まで設置。そして、そこをDPを使って5km程掘ってみたが、まだDPは65万以上も残っている。おまけに、穴掘りの経験が皆無なので通路が上手く作れない。結局、穴掘りはシルヴァたちモール部隊に任せることになった。


「しかし、まずいぞ。このままだとまたすぐに上限到達するだろうし……ティリ、どうにかしてダンジョンコアのDP保有上限を引き上げられないか?」


 俺が聞くと、ティリはハッとした顔になった。


「その手がありました! ダンジョンコアを融合させれば、DP保有上限が爆発的に増加します! ただ、属性適応モンスターがいれば、の話ですが。」

「ふむ……なら、あの2つが融合できるかもしれないな。」


 俺はそう言うと、異次元倉庫から2つのダンジョンコアを取り出す。1つはレナさんから貰った【白翼のダンジョン】のダンジョンコア。もう1つはこの間攻略してきた【死霊のダンジョン】のダンジョンコアだ。一応鑑定してみると、


【ダンジョンコア:白翼】 アイテムレアランク:SGXスーパーギャラクシー

ウィキュシャリア大陸の飛翼の谷に存在した【白翼のダンジョン】のダンジョンコア。コア属性は光系。適応モンスターは鳥系か光属性を持つモンスター。


【ダンジョンコア:死霊】 アイテムレアランク:SGXスーパーギャラクシー

ゴーンドワナ大陸のブラッディデザートに存在した【死霊のダンジョン】のダンジョンコア。コア属性は瘴気系。適応モンスターは死霊系、呪系、瘴気系か瘴気属性を持つモンスター。


 とウィンドウに表示された。


「うん、鳥系は大量にいるし、死霊系もイートシャドウ系とローディアスがいるから問題ない。融合させられるな。」


 俺はそう呟くと、友好獣のダンジョンのダンジョンコアに【ダンジョンコア:白翼】と【ダンジョンコア:死霊】をくっつけ、


「【フュージョン】!」


 と唱える。すると、【ダンジョンコア:白翼】と【ダンジョンコア:死霊】がこちらのダンジョンコアに吸い込まれた。そして、その後ダンジョンコアは2倍ほどの大きさに。


「ご主人様、融合成功です! やりましたね!」


 ティリがそう喜びに満ちた声をあげた時、ダンジョンコアが青く輝いた。


「お、新機能の解放か?」


 そう言ってウィンドウを見ると、そこに表示されていたのは……


【光属性のダンジョンコア融合を確認。光属性モンスター召喚コストを10分の1に削減します。】

【瘴気属性のダンジョンコア融合を確認。瘴気属性モンスターの召喚コストを10分の1に削減します。】

【ダンジョンコアの融合を確認。DP保有上限を499万9999Pまで引き上げます。】


「……相変わらず反則級だな。」


 俺はそう呟いて溜息を吐く。すると、今度はダンジョンコアが金色に輝き、ウィンドウに新たな文字が浮かび上がった。


【DP全消費と引き換えに、ダンジョン内モンスターを全て進化させることが可能です。進化させますか?】


「……ティリ、これはどういうことだ?」

「えと、管理局にいた頃に噂で聞いたことがあります。1度DPカンストが起きたダンジョンコアに他ダンジョンのコアを融合させると、ごく稀にダンジョンモンスターを全て進化させることが出来るようになる、って。だから、多分これはそれだと思われます。」

「なんでこんな規格外のことばっかり起きるんだ?」

「恐らくご主人様のスキル、【幸運】の効果です。幸運のスキルは運命の確率を歪ませ、スキル所持者の運を良くするスキルですから。」

「あんなスキル、入手しない方が良かったかもしれないな……運が良くなるのは別に悪い事じゃないし、今更ぼやいてももうどうにもならないけど……」


 俺はそう呟きながらも、進化させることにした。すると、もの凄い勢いでDPが減少し、0になったところでダンジョンモンスターが一斉に進化。結果は……長くなりそうなので、この次に説明させて貰う。

著者コメント


 ダンジョンステータスは今回飛ばします。進化先の種名が分かっていないので。進化種の名前は次で明らかになります。

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