そうだ、鉄道を敷こう!
バイト先で勤務形態が変わったり、書くために用意してた資料が無くなったりして、大分遅れました。申し訳ないです…
がたがた音を起てて揺れながら走る馬車の中で、再び三度と頭を打つ。道が悪いというのが理由だ。しかし何と、これがドワーフ等がすむ南方に向かう唯一の幹線道路だと言う。戦車兵帽が要るんじゃねーの、この国の人は。
この国の陸上交通機関は三つ有る。まず陸路で、かごか、乗馬か、馬車かである。歩きは抜きだ。
かごは、主に民間のかご屋が運営しており、まあなんだ、日本に於ける市内タクシーの様な使い方が出来る。ちなみに初乗りは十五文。貨幣は後に説明する。
乗馬だが余り説明は必要無いと思う。基本は自分の馬で行くものであるが、駅馬券という切符を買い、五里毎(約二十キロメートル)に有る駅で馬を借り受け、次の駅で馬を変える、というシステムも有る。ちなみに駅馬券、一駅毎に一枚を引き換えて行くので、遠く迄行くのには、かなりの駅馬券を必要とする。
馬車も基本自分持ちで有るが、これも駅馬券で馬を入れ替えて貰う事が出来る。短距離は一頭立てが。マルチパーパスに二頭立てが、大重量にはそれ以上が用いられている。
貨幣で有るが、最低単位は『文』であり、市内で蕎麦一杯が十六文位で有る。あれだ、二八蕎麦だ。百文で一分銀となり、十分銀で一朱金で、四朱で一両である。江戸時代だな、こりゃ。
頭を打つたびに何だか馬鹿に成っている気がする。聞いた話だと戦争はありとあらゆる戦いで負けてるらしいが、このせいじゃなかろうか。日本にはもっと楽に移動出来る乗り物が有ったのに。
……ん?待てよ?無いなら造れば良いのか。なんか有るか?唯一覚えているのは国鉄C11型蒸気機関車の図面位だ。だが幸いだ。鉄道を引いて仕舞え。鉄道は何故『鉄』道かといえば、レールも車輪も鉄にする事に依って摩擦を減じ、小さい力で大重量の物資を輸送する為だ。しかも滑らかなレール表面は振動も小さくなる。但し、この国で鉄道のレールや蒸気機関車のボイラが造れるかは未だわからない。出来るならば、直ちに造りたい。
私は交通系の短大に通って居たが、此処まで蒸気機関車が好きなのは私位だった。だがそれが幸いとなる……か?
2018.4.14
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