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55 A クラーケン
海の大王と呼ばれるイカの魔物それが「クラーケン」だ。
その体長は10メトルを軽く超え、大型船に匹敵するという。
触手が8本以上生えており、船をからめとって、しばしば沈没させる。
色は茶色と白の混ざった色で、普通のイカと同じだ。
現代でも被害が報告されており、実在している。
同じ個体なのか、それとも複数の個体が暴れているかは定かではない。
触手だけでも、1メトルくらいの幅があって圧巻だ。
剣で同じところを何回も斬りつければ切断することは可能だろう。
触手のみ持ち帰ってきた話が残っている。
触手には吸盤がいくつも並んでいる。その吸盤には内側にトゲのような歯のようなもんが並び、凶悪極まりないそうだ。
味はブヨブヨしていてあまり美味しくはないらしい。
通はそこそこの味だと言っていた、酔っ払いのおじいさんがいたが、本当かそれとも嘘なのかは、判断できなかった。
戦闘力、凶暴度ではピカイチだが、外洋に出なければ遭遇することはない。
海賊船が魔導砲でやり合ったという逸話もあるが、これも本当かは知らない。
基本的に海賊は非合法で、フィーラル王国内では認可されていない。




