49 C キラーマンティス
森の狩人の魔物それが「キラーマンティス」だ。
キラーアント、キラービーと続き、昆虫系モンスターはキラーなんとかという命名をされやすいのだろうか。
名前を付けた、旧統一帝国に聞いて見なければ分からないことだが、そんな気がする。
巨大カマキリである。
色は深緑系と茶色系の二系統が確認されている。
カマキリは不完全変態で、最初からカマキリの格好をしており、イモムシにはならない。
大カマキリは体長2メトルほどまで巨大になり、かなりの威圧感がある。
加えて、鎌と呼ばれる前足が鋭く、トゲトゲしており、かなりの脅威だ。
逆三角の顔はどちらを向いているか明確だが、目は複眼でどこを見ているか分からない不気味さがある。
これがゴブリンたちより昆虫系がやっかいな点として注目される。
目が向いていれば、そこを注目して避けるなりしやすいのだ。
一応CランクだがBランクに匹敵する攻撃力を出すことがあるので、注意してほしい。
ソロ冒険者、特に初心者はなるべくエンカウントしないように、気配に気を付けて索敵をつねにしよう。
弱点は間接及び腹部だが、腹側を攻撃するには回り込む必要があるし、ソロでは難しい。
そのためパーティーで一匹を相手にするのが好ましいが、なかなかそうもいかない。
マンティスの鎌の一撃をくらい、即死した冒険者も思った以上に多い。
昆虫だからという理由以外にもキラーと名前が付くだけはあるのだ。
基本はマンティスもソロで活動しているが、たまに複数個体と同時エンカウントすることがある。
絶望的だが、よく見て順番に相手をする以外にはない。
俺みたいに生き残っている冒険者は多いので、頑張るほかない。
身は昆虫なので、カニやエビに近いらしいが、あまり食べるという人はいない。
血が紫なのも食欲を減衰させる要因で、ちょっと遠慮したい。
鎌はしばしば、臨時の槍などに使われる。
お金がない人など、そのままキラーマンティスの槍を常用する人も中に入るものの、少数派だろう。
ただ、安いので槍使いの初心者には人気がある。
どうせお金が貯まったら、買い替えるのだから、と使い続ける冒険者も多い。
国内の森林地帯の多くには生息していて、あんがい場所を選ばない性格なようだ。
魔の森にも北のバロストア大森林にも普通にいる。
エンカウント率は高くないものの、どこの森でも注意はしてほしい。
王都の森だけは例外で、あそこには危険なモンスターは駆除されておりいない。




