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最強平凡B級冒険者ヤドルのフィーラル王国魔物事典  作者: 滝川 海老郎


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35 後半に寄せて

 ここでは先に、今後執筆する予定の各モンスターについて、先に触れておく。

 名前だけではなく、簡単な説明を付与してあるので、参考にされたい。


●ワイルドボア

 序盤に書くのを忘れていたが、イノシシの魔物だ。

 牙が大きく、攻撃力防御力共にわりあい高い。

 突進してくると、致命傷になることもある。

 森に多く生息するが、たまに草原でも目撃されている。

 オーク肉をボア肉だと言って売る商売がある。


●フロッピー・モモンガ

 大型のモモンガで、50セントメトルにもなる。

 手足の間に皮の膜があり、木から滑空飛行ができる。

 果物などを主食にしている。

 ペット需要があるものの、あまり捕まらない。


●ウサギリス

 ウサギのような耳のリス。

 小型の魔物で、ペットとして飼われることがある。

 昔、カーバンクルと勘違いされ乱獲されその捕獲がもとでペット化したという。

 フィーラル王国のマスコット的存在。


●シルバー・フォックス

 銀色のキツネだ。

 森林地帯に生息しており、尖った耳と鼻が特徴的だ。

 姿かたちは細い犬にも似ている。

 毛皮は高値で取引され、貴族は一着は上着を持っているという。


●ブルー・ブル

 大型の青いウシだ。

 草原に多く生息し、ノッソノッソと歩いている。

 角が大きく、突進攻撃をされると死亡することもある。

 肉はワイバーンほどではないが、上級の味がする。


●フィーラル・エレファント

 フィーラル王国固有種で、中央に近い森や草原で見られるやや小型のゾウだ。

 鼻が長く、背が高い。四足歩行で耳も大きい。

 優しい気勢だが、怒らせたときはその力を発揮する。


●スタンダード・スコーピオン

 サソリだ。

 マーサス小砂漠に生息している。

 鋭いカニのような爪と尻尾の毒針が特徴的な虫の一種だ。

 何もない砂漠で普段は何を食べているのだろうか。謎である。


●ワーム

 巨大ミミズだ。

 フィーラル大草原の南部に広がるマーサス小砂漠に多く生息している。

 実はもともとは竜だったという伝説がある。

 肉は意外にも筋肉質で素揚げにすると美味い。


●シーサーペント

 海の大蛇として有名なものだ。

 その幼体はしばしば捕獲され、唐揚げにすると美味い。


●アスピドケロン

 海にいる巨大な亀だ。

 背中が島になっていて、木が生えている。

 外洋をよく漂っているが、一見すると島なので見過ごしやすい。


●人魚セイレーン

 上半身は女性型で下半身は魚だとされる。

 歌を歌い船乗りを惑わすという伝承がある。

 沖に出ると出現するという噂だ。


●クラーケン

 海の大王と呼ばれるイカの一種だ。

 その体長は10メトルを軽く超え、大型船に匹敵するという。

 触手が生えており、船をからめとって、しばしば沈没させる。

 現代でも被害が報告されており、実在している。

 同じ個体なのか、それとも同一の個体が暴れているかは定かではない。


●リヴァイアサン

 超巨大だという魚のような何かだ。

 魚だと思うが、確証はない。

 外洋で稀に見かけるという噂だが、目撃例は意外にも多い。


●ゴーレム

 元は人に作られた存在とされる。

 北のほうの森と草原の境にあるハーフィフス遺跡の入口にいる個体が有名だ。

 古代魔法文明の技術力の高さをうかがわせる。


●サイクロプス

 一つ目の巨人だ。

 灰色の肌をしており、簡単な腰蓑を付けている。

 知能はあまり高くないようで、トロールやオークに近い。


●テンタクル

 草原などに生息する触手モンスターだ。

 外観は海にいるイソギンチャクにいているが、もっと凶悪な生き物といえる。

 類似種に茶色いローパーなどがいる。


●レイス

 アンデッドの一種で、実体を持たない。

 そのため、攻撃手段が魔法攻撃か聖水による浄化くらいしかない。

 非現実的だが、それがアンデッドの特徴でもある。

 女性形が多く、霊魂になっているタイプは普通、ウィル・オ・ウィスプと呼んで区別するが、攻撃手段や特徴は似ている。


●ヴァンパイア

 人間社会に隠れ住んでおり、血を吸う魔物だ。

 容姿は美男美女で、純血種であれば昼を嫌う。

 現代の個体の多くは人間と交配し血が薄く、能力が低い代わりに昼間でも活動できる。

 教会とは敵対関係にある。冒険者ギルドは無関係を貫いている。


●サキュバス

 人間の精気を吸うとされる魔物だ。

 ヴァンパイアと似ているがこちらは血を吸わない。牙も発達していない。

 現代では酒場などでよく飲んだくれているが、人類となんとなく共存関係にあり、特に問題視はされていない。

 しかし元々は魔物としてカウントされていたのは事実である。

 男性型はインキュバスと呼ぶ。


●コカトリス

 大型の鳥型の魔物で、尻尾に毒針がある。

 鳥型ではあるが、あまり空を飛ぶのは得意ではないらしい。

 こいつも唐揚げにすると美味いが、めったに姿を現さない。

 森の奥などに住んでいる。


●バシリスク

 コカトリスの変異種とされる。

 目は邪眼だと言われている。

 鋭い爪を持ち、攻撃力が高い。


●ケルベロス

 魔王城の前の門番をしているとされる、頭が三つある犬だ。

 色は薄茶色からオレンジで、かなりの攻撃力を持つとされる。


●オルトロス

 ケルベロスの弟であり、首が二つの犬だ。

 こちらは黒い色をしているとされ、魔王国の首都を警備しているとされる。


●マンティコア

 人食いザルとされる大型の魔物だ。

 尻尾に毒針を持ち、木々の間を縫って攻撃してくる。

 森に生息しているが、めったに顔を合わすことはない。


●グリフォン

 翼をもつ獅子だ。

 その容姿は、ワイバーンにも負けず劣らないとされる騎獣に適する。

 しかし、フィーラル王国では見かけることはなく、もっぱら北の国々で飼われている。

 たまに視察などで飛んでくることがあるので、多くの王都民は実は見たことがあったりする。

 野生種は絶滅したという噂だが、広い北国の奥ではまだ生存しているという情報もありはっきりしない。


●ヒッポグリフ

 グリフォンと馬のハーフで、より乗りやすいとされる。

 数はあまりいないが、希少種のグリフォンを代用する可能性のある種として近年、注目されている。


●ベヒモス

 超巨大なネコだという話もあるし、いやクマのようだという意見もある。

 ベヒモス、ジズ、リヴァイアサンは世界の食料という伝説があり、肉を食ったら美味しいという話だが、真実を知るものはいない。

 どこに住んでいるかも定かではないが、陸地のどこかではあるだろう。

 森での目撃例が比較的多いかもしれない。


●ジズ

 世界最大の鳥の一つだ。

 白いハクチョウのような容姿とされるが、超上空を飛んでいるのがたまに目撃されるくらいで、あまり下に降りてこない。

 王都でもしばしば見れるので、知っている人は多いと思われる。


●ガルダ

 世界最大の鳥の一つだ。

 ジズとどっちが大きいかは、たびたび論争になる。 

 ガルダは神とされることもあるので、そもそも魔物かも定かではないが、一応、一覧に入れておく。


●ヒュドラ

 首が九個あり、国内ではマタスニユ湖にのみ生息している。

 マタスニユ湖の王者といっていいだろう。

 全身に毒が回っていて、討伐は困難を極める。

 首は切っても再生するという伝説があり、近年でも報告例があるので、事実らしい。


●ドレイク

 亜竜種として知られているのが、ドレイクだ。

 翼を持たないタイプや、少し小型のドラゴンなどをそう呼ぶ。

 特に火山に住むファイア・ドレイクが有名だろうか。


●ドラゴン

 手足があり翼がある。

 普通のドラゴンでも十分な脅威だ。

 中には威勢の粗いものがおり、人々を悩ませている。


●エンシェント・ドラゴン

 人語を解するという伝説のドラゴンだ。

 容姿は普通のドラゴン似ているが、明らかに大きい。

 国内ではめったに見ることができないが、北のハーリクリルト山脈に生息しているとされる。

 知能が高いので、あまり争いを好まず、むしろドラゴンより安全だが、怒らせた場合はその限りではない。


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