34 B トータル・タートル
巨大なリクガメそれが「トータル・タートル」だ。
小さいもので1メトルから成獣で10メトルほど。
リクガメの一種で、手足があり、首が出ていて、尻尾もある。
甲羅が大きく張り出していて、大きい。高さも3メトルはある。
大型馬車サイズのカメだと思えばだいたいあっている。
色は緑から茶色の間くらいの色をしている。
顔だけ見れば、かわいらしい瞳だ。
口はクチバシのようになっている。
手足はリクガメなので、指がちゃんとあり、地面に接するように足の裏がある。
ウミガメだと、手足はヒレ状になっているので、ここには違いがあった。
卵生で卵を産むようだが、詳しくは知らない。
メスとオスがいることは確かだろう。
見た目ではそれほど違いはない。
攻撃力は噛みつき、体当たりくらいだが、一番怖いのは踏みつけかもしれない。
普段ゆっくり歩いているが、怒らせるともの凄いスピードで走り出す。
ノロマだと思って油断していると痛い目を見る。
甲羅に入ったら最後、防御力が硬すぎて討伐は困難を極める。
平気でそのまま数時間甲羅の中で過ごしたりする。
味は分からない。
食えないことはないが、個体数が少なく、半保護になっていて、冒険者ギルドでも狩猟禁止リスト入りしている。
俺も禁止令を冒してまで食べようとは思わない。
これでも善良な冒険者の一人をしているつもりだ。
草食性で、葉っぱなら何でも食べる。
草から花、木の葉、木の実まで好き嫌いはほとんどない。
ウンチが肥料や燃料として、しばしば遊牧生活をしている国民に使われる。
生息地はフィーラル大草原一帯となっている。
国外など各地に生息しているが、生息数そのものは少ない。
マーカス侯爵領では、実は実験部隊がいて、ミニ戦車を運用実証実験中だ。
部隊の規模も小さく、まだ8頭程度だった記憶がある。
西側ソーマタラス子爵領でもトータル・タートルの運用がちょうど今年、開始された。
貴族同士の張り合ってる感が目に見えるようで、あれだが、ブームの兆しが見える。
他の領地でも、ミニ戦車部隊の創設を検討しているという。
性格は比較的おとなしく、飼いならしやすいのだろう。
ただ怒ると暴走するけらいがあるので、注意を要する。
ミニ戦車部隊では、その感情コントロールが鍵になるだろう。




