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12ブレス<<< オレは脱がし上手!

「アナ! 大丈夫!?」

「おかえりー!」


オレたちのホームシェルター、地下の格納庫にトレーラーを収納する。

格納庫の入り口は2段階になっていてエアロック機能があるから外気が侵入することはない。

なんとか無事に帰ってこれた。

シルヴィアも無事に帰ったころだと思う。


トレーラーから降りるとサクラコが飛びついてきた。

眩しい笑顔をキラキラとポニーテールをぴょんぴょんさせながらクインも飛びついてくる。

アーレもオレの脚にしっかり抱きついてくる。

他の女の子たちも歓声をあげて出迎えてくれる。


「炎の水晶はバックパックの中にたっぷりあるから。

火気厳禁、爆発させないように気をつけてな」


「アナの言うセリフじゃないんですよ?

おっちょこちょいじゃ済まないんですよ」


オフィリアにはドラゴンギアカグツチを手に入れた経緯を話してある。


「サクラコ、アーレ、ただいま〜」


はぎゅっとなでなで。


「正規軍に一時は拘束されたって聞いたけど!?」

「そうなんだよ!

やばかったけどみんな無事だぞ!」


「どこか怪我してない!?」


オレの体をあちこちペタペタと触りまくるサクラコ。

胸がぷるんとゆれる。

こそばいんだけど。


「オレは大丈夫だけど、戦いで怪我した子もいるから治療してやんないとな。

誰か連れてってあげて」


「オフィも治療するんですよ。

一緒にメディカルルームに連れてくから大丈夫ですよ?」

「「わたしたちも行く」」

「よろしく〜」


オフィリアとキャリー、ネシティが付き添いで女の子たちを連れていった。


「皆さん、とても仲がよろしいんですね?

お話に聞いていた通りです」


最後にトレーラーから降りてきたレイナ。


「あ!」


クインがすっごい驚いた顔してる。

アーレを抱き上げて自分の顔を隠すようにすると飛ぶように走って格納庫から出ていっちゃった。


「どうしたんだ?

レイナ!

ここにいる女はみんなオレの女だ!

レイナもオレの女になったからにはみんなと仲良くしてくれよな!」

「オレの女というのはともかくそうします」


「……誰、この女は!?

また連れてきた!」


「レイナだ!

ルミナっていうカントリーの元お姫様だ!」


「ルミナ?

確かヴァルキューレに領有権争いで併合されたカントリーね?

てことはヴァルキューレの奴隷じゃない!

なんで連れてきちゃったのよ!」


「まずかった?」

「まずいに決まってる!

ヴァルキューレの所有物なのよ!

うちにいるって分かったら取り返しにくるわよ!」


「それなら大丈夫かな?

バックパックを回収するために一度戻ってさ。

やつらに囲まれた時はヒヤッとしたけど、レイナと相打ちな嘘バトルして谷底に落ちるとこを女軍人たちに見せてきたから死んだと思ってるんじゃないか?」


「騙されてくれているといいんですが」

「レイナってばくそ真面目もいいとこでさ?

手加減下手すぎてガチバトルかと思ったくらいだから大丈夫じゃん?」

「演技なんて苦手なものですから。

ですがアナの圧倒的な強さには恐れ入りました」

「そんなことないって〜♪」


褒められると照れ照れもじもじしちゃう♪


「(またあんたは……)

よく分かんないけど今後が心配なのは変わらなさそうね?

あんたの目的はなによ!

お姫様が奴隷ってどういうことか分かってるでしょ!」


サクラコの問いかけに膝をついて座ると両手の平をしっかり地面につけて頭を擦り付けるレイナ。


「アナ! 皆さん!

どうかわたくしの民を助けてはいただけないでしょうか!」

「な、なによ突然!

それってドゲザってやつよね!?」


ガバッと顔を上げるレイナ。


「不躾で申し訳ございません!

ですが一刻の猶予もなく!

資源の採掘で重労働を強いられる我が民は年寄り、女、子どもに至るまで疲弊の一途。

死人もあとを断ちません!

かといって、わたくし一人ではどうすることもできず!

そんな折りアナの強さに一筋の光明を覚え!

聞くところによるとサクラコもオフィリアもアナと同レベルの強さとか!

ぜひお力を賜りたく!」


「はあ!? うちみたいに小さな女の子もいるようなシェルターがヴァルキューレを敵にするなんてことできるわけないでしょ!

見れば分かるでしょ!」

「そ、それは……はい……」


格納庫で働く女の子たちに視線を巡らすレイナに怒り顔のサクラコ。

戦わずについてきたのはそれが理由か。


「まあまあサクラコ。

レイナもさ?

大変なのは分かるけど、オレたちにはちょっと難しいよ」


「そうですか……」


暗い表情で気を落とすレイナ。


「まあそのうちなんとかなるって!

せっかく炎の水晶をゲットしたんだしサウナにしようぜ!

裸の付き合いでもすりゃ仲良くなるだろ!」

「え? は、裸ですか!?」


レイナがめっちゃうろたえてる。


「サウナ! わたしも行く!」





「準備できた!

すっげぇいい感じ!

みんな脱げよ!」


ビキニのアーマードスーツをスッポンと脱ぐと反動で胸がぷるぷるする。

ボロボロシェルターなのになぜかあるサウナ部屋とでかい風呂。

水は貴重だから滅多に風呂は使わないけど。


「そんなに急かさなくても脱ぐわよ。

わたしだってサウナに入りたいし」


ワンピースのアーマードスーツを脱いで見事なプロポーションを披露するサクラコ。


みんなの大事なところは脱衣カゴや椅子で見えないからな♪


「やっぱりリベレイションしてないとサクラコの方がでかいのな」

「うぎゃ!? 揉むな!」


「あ、あの、わたくしも入らないとダメですか!?」


「当たり前じゃん。

親睦を深めるためのサウナだし?」

「あんたも早く脱ぎなさいよ」


「で、ですが!

わたくしはやっぱりご遠慮いたします!」


「もしかして恥ずかしいの?」

「別に女同士だからいいだろ?」


「いえ! 女同士でも肌を見せるのは!

その! カントリー法に違反では!」


顔を真っ赤にしてもじもじと後ずさるレイナがかわいい。


「カントリー法ってそんな法があるわけないじゃない。

ふ〜ん……かわいいわね。

アナ、やるわよ」

「オッケー」


「きゃあああ!?」


二人がかりでレイナのビキニをひっぺがしました!




アロマオイルを混ぜた水をかけると炎の水晶が発熱して熱い水蒸気がむわっと立ち上る。

シトラスの香りが緊張をほぐしてくれて心と体がとってもリラックス。


「「整う〜」」


タオルでふぁさふぁさと熱波を送る。


「やっぱサウナはいいわね〜♪」

「な、レイナ気持ちいいだろ?」


「うう……もうお嫁にいけません……」

「オレの女になったんだから問題ない!」


「オレの女って……ほんとにその……

わたくしを……お、お望みなんですか!?」

「もちろん!」


心から叫ぶような問いかけにはっきりきっぱり答える。

熱々のサウナのせいかレイナの顔は真っ赤っかだ。


「あのねえ。

なにを想像してるのか知らないけど違うわよ。

オレの女ってのはアナのお決まりのセリフ。

要はこのシェルターの仲間ってことよ。

ちっちゃい子だっているんだしそんなわけないでしょ。

頭ん中おバカさんでお子様なアナなのよ?

あんたが想像しているようなことなんてできるわけないじゃない」


「サクラコがバカって言ったあ。

二人でなにを想像したんだよ。

くすん」


「な、なにって!

自分で考えなさいよね!

ふん!」


「自分で考えても分かんないから教えろ!」

「教えるわけないでしょ、このおバカ!」

「ふえ〜ん。またバカって言ったあ。

意地悪言わないで教えてよ〜。

お願いだからあ」


「すがりつくな!

変なとこ触るな!

……もう、しょうがないわね。

耳を貸しなさい!」

「うん!」


耳をおっきくして突き出すオレに顔を赤くして耳打ちを始めるサクラコ。


「ごにょごにょ」

「ふんふん。

…………えっ!?

ふみゃ!?

も、もういいです!」


思わず口元に両手を添えてびっくりして立ち上がると胸がぷるんとゆれる。

そ、そんなことするの!?

それってカグツチの時みたいになっちゃうの!?


「(うろたえるアナがあざとかわいい!)

この程度の話でそんなに顔を赤くして、やっぱりアナはお子様ね」

「この程度!?」

「お子様ってお二人の歳はいくつなんですか?」


「「14歳」」


「え!? わたくしよりも下!?

それなのに二人ともわたくしよりも立派……

なんだか悲しくなってしまいました」


「あら。綺麗な形をしてるんだから別にいいじゃない」

「オフィリアに比べればでっかいよな」


「そ、そんなに見ないでください!

お二人は恥ずかしくないんですか!」


慌てて胸を隠すレイナが真っ赤でかわいいんだけど。

サクラコもオレもお互い見慣れてるから別に恥ずかしくないし。

みんなの大事なところは水をかける桶や手の動きで見えないからな♪


「誰と比べてるんですよ?」

「「オフィ!」」

「傷はいいのか?

サウナでしみない?」


「大丈夫なんですよ。

オフィもサウナに入りたいんですよ。

一つお断りしておきますけど、無駄が多ければいいってものじゃないんですよ?

微こそ美なんですよ」


「「やっぱり気にしてた」」

「気にしてないんですよ!

まだこれからなんですよ!」


「オフィも14歳だよな?

おっきくなるように手伝ってやろうか?」

「……手つきがやらしいんですよ。

オフィはそれでもいいですけど、サクラコが許してくれないですよ」


「え!? べ、別にわたしは許すもなにも!

す、好きにすればいいじゃない!」


「じゃあ、お願いしちゃうんですよ?」

「ほ、ほんとにするの!?

それじゃあわたしも!」


「まじか! オレ幸せ!」


「それ以上大きくなってどうするんですよ?

そんなことよりレイナが真っ赤っかでいまにも倒れそうですよ?」


「「うわあ!? レイナ!?」」


みんなで抱えてサウナから脱出。

水を飲ませて寝かせてから水で濡らしたタオルをかけてやる。


「どれ。心臓マッサージを」

「手をわきわきするのやめんか!

このバカ!」


「痛っ!

サクラコが頭叩いたあ。

バカって言ったあ。

ふわ〜ん」


「あんたが変なことしようするからでしょ!

ふん!」


「サクラコがしてもらえばいいんですよ?」

「うぎゃ!? せんでいいわ!」


「ベッドに行ったらしてやるな♪」

「ほんとにするの!?

わきわきしないで!?」


「お腹が空いたんですよ?

早く食堂に行きましょうよ」



☆次回<<< オレは女の子たちと泣いちゃう!

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