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初めての出会い

ラブコメも書いてみたくなり、始めてみました。

久しぶりに書くので文章が不自然だったり、投稿のペースも遅くなると思います。


中高一貫校である、音羽学園中学校・高等学校は

芸能科・体育科の二種類に加え、普通科が存在している



但し、中高一貫と言っても本格的に学科に分かれていくのは中学三年生から高校に進んでからである


それまでは、全学生が普通科に所属している



そして、そこに在籍している中学二年生

音瀬響人おとせひびとは現在人生最大のピンチに陥っていた


「はぁはぁ、転校初日に体力テストがあるとか最悪だよ」


家庭の事情で俺は夏休み明けから音羽学園に転校し、新しい学校生活のスタートかと思いきや





始業式の日に下校している生徒が大勢いる中

現在俺は、持久走をしている


「この学園に体育科があるからって、事前に説明せずに体力テストはいくら何でも... はぁはぁ あと一周...」



一人でブツブツ言いながら走っていると、

突如として背後から女子達の会話が聞こえてくる


「うぅ、走るのなんか大嫌いっス ずっとゲームしていたいっスよ〜!」

「目前にいる今日転校してきた音瀬は仕方ないとしても、夜夢は授業サボった罰だろ」


「音瀬?それって... てかどうでもいいっスよ〜!

残り二周走ってさっさと家に帰るっス!」

「確かに、終わってくれないと僕も帰れない だからなるべく早くしてくれ」

「連姉は1人で帰んないっスか?」

「はぁ、今日は17時には家に着くように って昨日父さんから連絡が来ていただろ?」

「あ〜そういえば、そんな連絡あった気がするっスね〜 ん?でも何でそれが、1人で帰らないに繋がるんスか?」



「1人にしたら、ゲームセンターに寄って帰るのが遅くなるのは目に見えてる」

「な、何で私の行動が分かるんっスか!」






(う、煩い)

「さっさと持久走終わらせて、家に帰ろう...」



先日、母さんが突然交通事故で亡くなった...

呆然としていた俺は母さんのお兄さんから、この学園の転校を勧められて、転校してきたというわけである


それに以前の学校は良い思い出何か1つも無かったから転校できたのは嬉しいけど...





しかも自分の家で俺を預かってくれるらしい


「おぉ、音瀬か 持久走お疲れ 今日はもう帰っていいぞ」

「それで先生、体力テストって今日で終わりですか?」

「そうだな、あと残ってるのは簡単な健康診断だけだし 来週の月曜に健康診断をサクッと終わらせようか」

「分かりました とりあえず今日は家に帰ります」


(急遽の転校にしてはあとは健康診断で放課後の用事は終わりか 体力テストは散々な結果だったけど... それで学校生活が不利にはなる事はないだろう)


「あ、いや 音瀬は少しここで待っていてくれ」

「え?僕17時には新しい家に着いてないといけないんですけど? どれくらい待つ感じですか?」


正直今すぐにでも、コンビニに寄ってアイスを買いたいんだけど...

(暑いし...)


「今走ってる女子生徒がいるだろ そいつが終わるまで待っている感じだな」

「それってどのくらいですか?」



その時、僕と先生の会話に気づいたカッコイイ女子生徒の1人がこっちに近づいてきた


「あぁ、うちの妹が迷惑をかけているようですまないねあと5分位で終わるから待っといてくれ」


「おぉ、連理か それなら後の事は任せてもいいか? まだ仕事が残っていてな」

「構いません金子先生 僕がしっかりやり遂げておきますから」


そう言うと金子先生は急ぎ足で職員室に戻っていく




(え?何で僕は、あの子が走り終わるのをここで待たないといけないんだろうか?・・・ってあれ?)



「(父さんが言っていたのは、この男子生徒の事か)」


「あ、あのさっきまで走っていた女の子消えてませんか?」

「ん?確かに消えてるね 夜夢は何処に行っ...」






「やっぱり、走るのは嫌っス! もう家に帰るっスよ!」


先程消えた女子生徒がグラウンドから全速力で逃げようとしているのを発見した


「「いた!」」


発見したと同時にイケメン女子はバックから竹刀を取り出した



(・・・竹刀?・・・)


俺の頭の中に、はてなマークが浮かび上がった



その間に

イケメン女子は逃げている女子生徒の足を竹刀で薙ぎ払い、転倒させた


「っ、痛いっスよ〜!連姉!」

「さて、何処に行こうとしているか 一応聞いておこうか妹よ」



「先生が居ない今のうちに、家に帰るんっスよ!」

「じゃあ今すぐ戻るなら、残り半周でいいが もし駄々を捏ね続けるなら追加で走ってもらう事になるが どっちがいいかな?夜夢...」



(優しく言ってるようだけと、脅してるよね...これ)




「うぅ、追加で走るのはさすがに嫌っス... あ〜、分かったっスよ 戻って走ってくるっス!」


(でしょうね... 僕が同じ立場になっても、戻って走る事を選択するし...)





「やぁ、また僕の妹が君に迷惑をかけたね お詫びにこれをあげるよ」


イケメン女子はバックからスポドリを取り出すと、それを俺に手渡してきた


「え、貰っていいんですか?」

「あぁ逆に貰ってくれないと困る 運動の後はしっかりと水分をとらないといけないんだからな」

「それじゃあ、お言葉に甘えていただきますね」

スポドリを受け取ってキャップを開ける


「(ん?今キャップを開けた音したっけ? まぁいいか)ちょうど飲み物を飲みたかったんですよ」


「そう、それは良かった (今、キャップを開けた音しなかったな あれ?バックにもう1本ある...)」


「はぁはぁ、連姉ちゃんと走り終えたっスよ...」

「あ、あぁお疲れ... ってちょっと待っ...」


「「え?」」


「連姉、大丈夫っスか?」

「あの何かありましたか?」


「いや、な、何でもない(僕の飲みかけのスポドリ...)」

「何も無いなら、今すぐ家に帰るっスよ!」




(結局、僕が待たないといけない理由って一体なんだったんだろう?)

「それじゃあ、僕も帰りますね お疲れ様です」


急いでその場を後にしようとした、その時


「あ、音瀬響人くん 待ってくれないか? 僕は元々君に用事があったんだよ」


「はい?僕に用事ですか?」

(まだ、何かあるのかな? でも、17時まであまり時間が無いんだよね... 明日にでもしてもらいたいな...)



「あぁ、転校初日で心配事が尽きないだろうから、今日は一緒に下校して欲しいって言われてね」

「え?そんな話私は聞いてないっスよ?」

「さっき先生に頼まれてんだよ 夜夢を待っていたのはそのついでだったんだよ」

「ついで... まぁ別にいいっス それなら一緒に帰るっスよえっと、名前はなにっスか? ありゃ?」

「音瀬響人くんだってば... あれ?いない...」












(なんか面倒くさそうだから、話を聞かずに帰っちゃったけど大丈夫だったかな?)


「えっと、家は学校から徒歩20分前後の場所...」


家までのルートをマップアプリで見ながら歩く事、20分


「この道ずっと真っ直ぐに続いているから、もう見えてきてもいいと思うんだけど...」

(さっきから高い塀しか見えなくて、それらしい建物が見えないんだよね)


1人でウロウロと歩いていると、

「あ、見つけたっス! 連姉こっちにいたっス!」



背後から聞き覚えのある声が聞こえ、振り返ってみふと・・・先ほどの女子生徒の一人、夜夢が、大きな声で姉の連理を呼んでいる姿が見えた



「うわぁ、な、何で僕を探して...(あ、あれ?)」


その場から逃げようとした時、僕は足を止めてある事に気づいた





(愛川 この、表札って...)




「や、やっと見つけたぞ はぁはぁ、もう逃がさん」

「もう逃げるのは諦めるっスよ!」


(やばい、話の途中で帰ったから完全に怒られる...)


「あ、あの、さっきはすみませんでし...」

「てか、私達の家の前で何やってるんっスか?」



夜夢の発言で僕の頭の中には、はてなマークが浮かんだ

「・・・い・・・え・・・? 家!え、ちょ、待って待って理解できない」

「はぁ、夜夢 父さんのメールを本当に確認したのか?今日からいとこが、音羽学園に転校そしてこの家に住むって連絡がきていたんだよ 」

「いとこ!このチビがっスか!」

「それと、いつもの事だが父さんは帰ってこない、だから僕に色々と詳細な連絡が来ていたんだ」





(いとこ?誰と誰が?)

「ん?響人くん、その反応は... 僕達といとこ関係って事は知らなかったのかな?」


「あ、いとこがいる事は知ってたんですけど、まさかこんなに可愛くてかっこいい人達って事は知りませんでした」



「(可愛い!)そこまで言わなくてもいいっス...」

「(かっこいい!)...そ、そうか まぁ、これからは僕達と一緒に住むんだ、よろしく頼むよ響人くん いや、一緒に住むなら「くん」は余計だな......響人」


「はい、よろしくお願いします」


僕達3人は、家へと歩を進める























家の扉を開け、入ろうとした時

「ってことは、音瀬が私達4姉妹の許嫁なんスか!」


「(4姉妹?・・・・・・)な、え、い、い許嫁!」

「正確に言うと、響人が僕達4姉妹の誰かを選ぶって事だったかな」


「あぅぅ...」

許嫁という今日一の強烈な新事実を聞いた僕の頭の中には再度はてなマークが浮かび、そして玄関に倒れ込みながら家に踏み入れた


「ありゃ、気絶したっス」

これからも少しずつ書いていこうと思います

ですので、読んでくれると嬉しいです。

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